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第117回葩会 料理 3  The 117th Hanabirakaiーlunch- 3

【 焼きくわい(慈姑) 】

(材料)  くわい、塩、

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くわい(慈姑) です。

「芽が出る」 縁起物として、お正月に食べますね。

おせち料理の中には、お煮しめとして入れますが、今回は焼きくわいにしてみました。

この料理は、水上勉さんの【土を喰う日々ーわが精進十二ヶ月ー】という本に出てきます。

遙か昔に読んだ本なのですが、どこかにあるはず・・、っと探してみたら出てきました。

“くわい” についての記述をご紹介します。

・・・くわいを焼くのは、この頃からのぼくのレパートリーだった。のちに、還俗して、八百屋の店頭に、くわいが山もりされ、都会人には敬遠されるとみえ、ひからびているのを見ると涙が出たが、一般には煮ころがしか、あるいは炊きあわせにしかされないこれを、ぼくは、よく洗って、七輪にもち焼き網をおいて焼いたのだった。まるごと焼くのだ。ついさっきまで土の中にいたから、ぷーんとくわい独特のにがみのある匂いが、ぷしゅっと筋が入った亀裂から、湯気とともにただようまで、気ながに焼くのだ。この場合、あんまり、ころころところがしたりしてはならない。焼くのだから、じっくりと焼かねばならぬ、あぶるのではない。もちろん、皮なんぞはむいてない。したがって焼けたところは狐いろにこげてきて、しだいに黒色化してくる。この頃あいを見て、ころがす。すると、焼けた皮がこんがりと、ある部分は青みがかった黄いろい肉肌を出し、栗のように見える。ぼくは、この焼きあがったくわいを大きな場合は、包丁で二つに切って皿にのせて出した。小さな場合はまるごと二つ。わきに塩を手もりしておく。これは酒呑みの老師の大好物となった。・・・

今まで何度か作ったことがあるのですが、これまでは、網の上で(七輪ではありませんが)気長に焼いていましたが、今回は、文明の利器を使って、ある程度まで電子レンジで軟らかくしてから焼きました。

焼き上がったら塩を振りかけました。

非常にシンプルな料理ですが、くわいのとても美味しい食べ方です。皮ごと全部食べられます。

栗のような味・・と大好評でした。                                             

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