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2009年11月

第104回葩会 ーお菓子ー The 104th Hanabirakaiーsweets-

Cimg93234_2第104回葩会のお菓子です。

These are the sweets of the 104th Hanabirakai.

今回のお菓子のテーマは、“いろんなお茶に合うお菓子”、でした。

This time the theme was sweets to match with various teas.

左は、“カステーラ”。 今から400年以上前にポルトガルから伝わったと言われる、カステラです。八寸と呼ばれる木地の器(お盆)に、庭の木蓮と、どこからか風が運んできた紅い葉っぱを敷きました。取り箸は、茶懐石の時に使う、竹のお箸(元節)です。

右は、“霧ヶ城”という、月餅風のお菓子です。中には、松の実、くるみ、レーズン、りんご、ごまが入っています。 白い陶器のお皿に、笹の枝を載せ、取り箸として、黒文字の楊枝を添えました。

The left side is castella(sponge cake). This was introduced into Japan from Portugal about 400 years ago.

The right side of sweets are like geppei, Chinese sweet.

どちらも、岐阜の松浦軒製です。

抹茶 ヌーヴォー “口切”  matcha nouveau (kuchikiri)

Cimg92913_4茶壷に入った茶葉(抹茶)と、ボジョレーヌーボーのワイン。

この2つは、しばらく寝かせて置く。今頃(11月)に封を切る、飲み始める。という点が同じですよね。でも、抹茶に関しては今はそういうことをしていません。

これを復活してみるというのはいかがでしょう? 業界全体としてです。

The left side is a tea urn and the right side is Beaujolais nouveau.

Those two have a common point. They are aged for a while and are begun to drink from November.

But concerning about matcha,  that tradion is now completely outdated.  I HOPE  that custom will revive as an event.

将来的な展望に立って見てみると、茶道人口が減ってきている今、製菓用抹茶は別として、飲み物としての抹茶の需要はこれから右肩上がりで増えていく。かどうかはわからないと思います。

ボジョレーヌーボーと同じように、ある時季までは寝かせて置いて、一斉に売り出す。というやり方は、話題性に富んでいますし、日本だけでなく、世界中にアピールできるように思います。

ボジョレーヌーボーの習慣がいつから始まったのか、もともと古い起源があるのか等は知りませんが、抹茶の茶葉を寝かせて置く習慣は、400年以上の歴史があるわけです。十分にアピールできる要素はあると思います。

ただ、この場合、今のように、どういうお茶がブレンドされているのかわからない、古いお茶と新しいお茶を混ぜて売る。ということは難しくなると思います。今のようなスタイルの方が利益が上がるから、という考え方の方が強ければ、なかなか実現は難しいかもしれません。

また、消費者の方も、もともと抹茶は季節によって、味の変化を楽しむものだったのだから、一年中同じ味のお茶を求める、という考え方は、一度見直した方がいいように思います。お茶の1年は、なぜ、11月から始まるのか、風炉の濃茶では、なぜ、水を注すのか、なぜ、10月が名残と言われるのか・・。外側の形だけを踏襲するのではなくて、一度、本質的なところを見直してみた方がいいように思います。

仮に、世界中の人にアピールする場合は、今の茶会で行われているような点前をして、というのは不可能だと思いますので、別の簡単なやり方を考えなければなりません。イベントとして楽しめるものであり、世界中のどこでも楽しめるもの。こういう風にしなければ、広めていくのは難しいと思います。でも、茶の湯に属する、いろんな分野の人たちが知恵を出し合えば、実現不可能ではないと思います。

一度、考えてみていただけませんでしょうか?

茶道具、再発見 その8 続き !!   a rediscovery of tea utensils 8 (sequel)

“茶道具、再発見 その8” の続きです。

I continue “a rediscovery of tea utensils 8”.

Cimg92841 写真、右下は、

Cimg92872_3 

アップにしますと、こういう感じになっています。

Cimg92712まず、外側の黒い枠は、炉縁です。

The black frame is Robuchi. Ro means a sunken fireplace and buchi(fuchi) means a frame.

茶の湯では、ちょうど、今の時季から炉が開かれます。

私も、ちょっと前までは、そのようにしていたのですが、昔は、この時季から新しいお茶を使い始めたが、今はそのようなこともなく、一年中同じようなお茶が売られている。昔は、お湯は炭で沸かすものだったが、今はほとんどの人がガスか電気でお湯を沸かしている。

というようなことから、昔からそうだから、そう決まっているから。という理由だけでその通りにするというのはどうなんだろう・・と思い、この度は炉を開きませんでした。

昔からそうだから、そう決まっているから、何も考えずにそうする。のではなく、これだけ時代が変わり、生活習慣も変わったのですから、一度、立ち止まって、多角的に検討してみることも必要なのではないでしょうか?

いろいろと検討した結果、どんなに時代に合っていなかろうが、それが一番いいやりかたである、私はそのやり方で行く。というのなら、いいと思いますが、そういう風に決まっているから、という理由だけで同じ事を繰り返していると、外側の目に見えるものだけを踏襲することになり、昔と同じようにすることが、伝統を継いでいくことなんだと、勘違いしてしまう可能性もあると思います。

今、お湯を沸かすのに、炭を使わないのは、炭が悪いものだからではありません。炭には、炭独特のよさがあります。でも、現在、ほとんどの人は炭ではなく、電気やガスでお湯を沸かします。これは、いい悪いでは判断できない問題なのだと思います。どのようなことでも、時間が止まったままでない限りは、ずっとそのまま変わらないでいることはできないのです。

何を残し、何を守り、何を変えていくのか・・といったようなことは、個々人への問いかけであり、同時に、茶の湯全体への問いかけなのではないかと思います。

Cimg92892 炉縁の中には、アケビの籠にボジョレーヌーボーが入っています。ランチの時に、みんなで一口ずつ頂きました。

Inside the Robuchi, there is a basket made of Akebi vine and there is Beaujolais nouveau in the basket. We had a drink at lunch.

アクセントとして、籠の手の部分に、オレンジ色のナフキンを結んでみました。

以前フランスのお土産に頂いた、同じくオレンジ色の容器を、炉縁の上にワイングラスっぽく置いてみました。

茶道具、再発見 その8 !!   a rediscovery of tea utensils 8

Cimg92841Cimg92692_3 第104回葩会の床飾りです。オレンジでカラーコーディネートしてみました。

These are the alcove(Tokonoma) decorations of the 104th Hanabirakai. I used orange color utensils for color coordinates.

写真中央上は、茶壷を入れる網、袋です。軸物を掛ける自在に掛けてみました。

The upper side of the photo is a netted bag. It is a tea urn cover.

昔は(いつからかは?ですが・・)、ちょうど今頃の季節に茶壷の封を切って、新しいお茶を使い始めたわけですが、茶壷は、最初はこの網に入っていて、茶壷の封を切って、中の茶葉を取り出したら、飾り紐を結んで床の間に飾ったようです。

写真左下は、その茶壷です。

The left side of the photo is the tea urn.

Cimg92852_2

Cimg92682 Cimg92722

お茶をされている方は、よくご存知だと思いますが、この飾り紐は、真行草という3つの紐の結び方が決まっています(これは、どなたが決められたのでしょう?)。

私も、ちょっと前までは、本を見ながらその通りに結んでいたのですが、昨年から、自由に結んでいます。今年で2回目なので、垢抜けていませんが、何回か繰り返すと洒落た結び方ができるのではないかあ・・という気がしています。

今回、これらの紐を結びながら思ったのは、1本の紐でどのような結び方ができるのかという挑戦は、紐結びアートへの挑戦である。3本の紐を使って3種類の紐の結び方にチャレンジしてみたわけですが、1本の紐を使っての紐結びには、無限の可能性があるように感じました。

テレビを観ながら(聴きながら)、感じるままに結んでみたので、これらの結び方の再現はできません。一期一会です・・。

写真右下につきましては、また後日書きます。

第104回葩会   The 104th Hanabirakai

Cimg92841今日は、第104回葩会でした。

詳細は、また後日書きます。

Today was the 104th Hanabirakai.

I will write the details later.

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