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2009年3月

お花見(第98回葩会)   Hanami(The 98th Hanabirakai)

昨日は、お花見(第98回葩会)でした。

山桜の大木は、満開でした。風が強かったからか、花びらが舞うのではなく、花ごとぽとっと落ちて来るので、茶席の棚の上に落ちたお花を飾ってみました。

筍は、土の中からちょこっと顔を出し、HALLO!! という感じでした。

お客様が、「何流ですか?」とお尋ねになりましたので、「元は、○○○流ですが、今は無所属です」とお答えしました。なんか、政治家みたいですね・・。

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テーブル茶会

先日、こんな風にしてみました。

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近づいてみると、こんな風になります。

このオレンジ、どこかで見覚えありませんか?

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伝統 tradition

Cimg71983_2第97回葩会のお菓子です。

例のごとく、またすべて頂き物です。

大阪の高槻の田辺屋さんというお菓子屋さんの「冬籠」。前回に続き、最後(お店が閉まる)ということで持ってきてくださいました。

福井の五月ヶ瀬のお煎餅。フランスのお土産の籠に入れてみました。

あと1つは、マロングラッセです。

南方録には、お菓子として、“せんべい”、“くり” が出てきます。でも、昔は、このような個別包装や、洋風栗はなかったでしょう。

少し前になりますが、ワインのドラマを観ていて、農薬を全く使わず、400年間ずっと同じ製法で作り続けているワインがあると知りました。

私が現代のお茶に疑問を抱き始めたきっかけは、昔の茶会記に書かれていることと、今現在のお茶が同じではないということを知ってからです。お茶のお稽古を始めて間もない頃は、上記のワインのように、どれだけ時代が変わろうとも、周りの状況が変わろうとも、400年以上もの間ずっと変わっていないと思っていました。昔のお茶のことを勉強するにつれ、今何を守っているのかが、見えなくなりました。

伝統とは何か。何が伝統を守ることなのか。最近、また改めて考えています。

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茶道具、再発見!!その2   a rediscovery of tea utensils 2

先日の床の間です。

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* 向かって、左上は、先日も使いました釣釜の鎖に、お土産に頂いた籠(アジアのどこかの国のもの)を掛け、柄杓を3本その籠の中に入れてみました。柄杓の色が2種類あるのは、使い込んだものなのか、比較的新しいものなのかの違いです。

* 右上は、掛け軸を掛ける自在に、炭手前の時に使う羽箒を2つ掛けてみました。

* 下中央は、花器の敷板を2枚重ね、その上に、3種類の蓋置(五徳、三つ葉、桜の花)、蛤の香合、本物のサザエの殻を2つ置いてみました。

この床飾りを見ながら、茶道具は、茶会で使う実用品ですが、茶会を離れて1つの“モノ” として見ても、デザイン、姿が非常に優れたものなのだなあ、昔のお茶人さんたちは、本当に感覚の優れた方々だったのだあ・・というようなことを改めて思いました。

床の間には、軸と花を飾るものである。そういう風に決めてしまわなくてもいいように思います。床の間という空間を自由に飾ってみてもいいのではないでしょうか?逆に、軸物であったなら、どんな軸でもいいのか?ということも考えてみないといけないように思います。何もこちらに訴えかけるものがない軸物もあるように思います。例えば、こういう風に茶道具を飾ることにより、昔のお茶人さん、職人さんに思いを馳せてみる。普段、スポットの当たらない茶道具達にスポットを当ててみる。こういうことも悪いことではないように思います。

今の茶人は、未来の茶人さんたちに、すごいなあ・・と思ってもらえるようなものを生み出したでしょうか?昔の人の真似ばかりしている今のような状態では、未来に誇れるものを1つも残せないのではないでしょうか?昔のお茶人さん達に敬意を払う、昔の茶道具を尊重するのは悪いことではありませんが、もうそろそろ真似はやめて、自分達の道を歩き出すべきなのではないでしょうか?

同じ竹を使った道具なのに、茶杓は拝見に出されるもので、柄杓や茶筌は優れた技術品であるにもかかわらず、ただの消耗品。一度、すべての茶道具を今までの価値観にとらわれずフラットな状態に戻してみて、改めて見直してみることも必要なのではないでしょうか?

最近、いろんなアイデアが次から次へと出てきます。よって、Sponsor と Supporter を募集しますhappy01smile

春の花 Spring flowers

第97回葩会の床の間です。

庭の3種類の花をそれぞれ、花器に生けてみました。

籠にりゅうきんか(だと思います)を、麦焼酎のとっくりにクリスマスローズを、フランスのお土産のオレンジ色の2つの容器にサクラソウを、 です。

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今回の一番人気は、オレンジの容器に入ったサクラソウでした。このオレンジ、にんじんみたい、というご意見がありましたが、私は、ル・クルーゼのお鍋のオレンジ色を思い浮かべました。フランス色なのでしょうか?

この床の間を見て、A,「あっ、かわいい!!」「3種類のお花があるんだ」というような感想を抱かれる方と、B,「なぜ床の間に3種類の花があるのか」、「なぜ軸がないのか」というような感想を抱かれる方があるように思います。A,の方は、素直に花と向き合っていらっしゃるように思いますが、B,の方は、花と素直に向き合っていない、枠の中でものを見ている、とらわれた状態であるように思います。私自身の経験から、お茶のお稽古をすると、B,の方が強くなるように感じます。自分の感性で素直にものが見られなくなるというのは、あまりいい状態ではないですよね。

これらの花の花言葉は、いくつかあるようですが、一例を挙げてみますと、りゅうきんかは、“あなたに会える幸せ”・“必ず来る幸福”、クリスマスローズは、“慰め”・“安心”、サクラソウは、“長続きする愛情”etc だそうです。

例えば、りゅうきんかを見て、“あなたに会える幸せ”って、感じがしますか?たまたまですが、2つの花の向き合ったところは、どこかそんな感じもしますね・・。

A low dining table chakai

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少し前になりますが、テーブル、ちゃぶ台茶会です。

ちょっと工夫すると、いろいろな場所でお茶が楽しめそうですね。あり合わせのもので考えてみたのですが、色調を揃えると、まとまりが出てくるように思います。

第97回葩会   The 97th Hanabirakai

昨日は、第97回葩会でした。

Yesterday was the  97th Hanabirakai.

こちらの面々には、最近どこかでお会いしましたね・・。

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茶道具、再発見!!   a rediscovery of tea utensils

Cimg69752こちらは、先日の床の間飾りです。

ざっとご説明しますと、

① 写真中央上部。釣釜の鎖を、軸物を掛ける釘に掛け、竹の花入れに白梅を入れてみました。

② 写真向かって左下。五徳の蓋置と釣釜の蔓(弦)。

③ 写真下中央。黒漆の炉縁の中に、黒漆の小さいお皿を置き、その上にガラスの器に水を入れて置きました。中には、竹の花入れに白梅を入れる時に切り落とした枝、こぼれ落ちた花や蕾を入れました。

④ 写真右下。釣釜と鐶です。鐶は、動きのある感じにしてみました。

今、存在している“茶道具”と言われるものは、長い間にわたり、たくさんの茶人達が次々と茶道具として取り入れ、茶会で使ってきたものです。

で、今、茶会をするにあたっては、これまでの流れに沿いながら、

・今までにないものを新しく取り入れる

・今まで茶道具として取り入れられたものについて、こういうものである、こういう風に使う、という決まりごとから一度離れてみる。

この2つの方向があるように思います。

この茶道具はこういうものである、こういう風に使うものである。と、1つのことしか頭にない、1つの見方しかできないのなら、かなり偏った、不自由な状態であるように思います。そういう風だと、新しいものを自由に取り入れる、クリエイティブであるということは難しいと思います。この飾り付けをしながら、すごくわくわくした気持ちになれました。決められたことを決められたとおりに。では、こういう気持ちは味わえません。一度、今ある茶道具を違う観点で見直してみませんか?

クリエイティブであるように、脳の中の違う部分が働くように、NYのMoMA美術館などに新しいアイデアを仕入れに行きたいなあ・・と思いましたhappy01

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埋れ木 と 文旦ピール UMOREGI and candied Buntan peel.

先日のお茶のお菓子です。

写真、向かってCimg70251_2右は、手作りのオレンジピールならぬ、文旦ピールです。

普通は、あまり皮は使わないのですが、この文旦は、知り合いのお家の庭でなったものなので、使ってみました。

文旦の皮を包丁で薄くそぎとって、苦味を取るため何度か湯こぼしします。それを、水、砂糖、蜂蜜でよく煮て、ざるの上で乾かし、最後に、和三盆をまぶしてみました(和三盆があったので)。粉砂糖でもいいと思います。

左は、彦根銘菓の “埋れ木” です。

井伊直弼の修養時代の侘住居、“埋木(埋れ木)の舎” にちなんだお菓子です。

『世の中をよそに見つつも埋れ木の埋れておらむ心なき身は』 (井伊直弼の歌) 

久しぶりに食べたのですが、上品なお菓子だなあ・・と思いました。

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お茶のお菓子は、包み紙を取って、中身だけお出しすることになっている。ので、包み紙を開けかけたのですが、粉がこぼれるし、せっかくきれいに包んであるしなあ・・と思い、包み紙を取るのをやめて、包んだままお出ししました。で、開けたのを、見本品、彩りとして真ん中においてみました。

このお菓子は、“埋れ木” という銘が包み紙の一番底に書いてあり、場合によっては、この文字に気付かないこともあるのではないかと思います。なんか、奥ゆかしいなあ・・と思いました。

“埋れ木” 関連で、木の話しをもう1つ。昨日、車がびゅんびゅん走る街路樹の高いところに、鳥の巣を発見しました。こんなところに巣を作るのかあ。驚きました・・。

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