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お茶のお稽古 practice of chanoyu

Img_4977_2 茶筌の話しが続きましたが、こちらへ、戻ります。                       

この中で、茶筌の他に、左端の白い袱紗(fukusa)と、手前の茶碗(tea bowl)が、【THE TEA CEREMONY】に含まれていたものです。

まず、袱紗ですが、なぜ、白なのだろうと思いました。流派によって違うのかもしれませんが、男性は紫、女性は赤系の色の袱紗を使うのが一般的な気がします。なぜ白なんだろう。???でした。そして、もしかして、適当に白いきれを入れたのかな・・と、思っていました。

が、先日、あっ、と気付きました。そうだ、献茶式だぁと。献茶式の時は、白い袱紗を使われますよね。もしかして、この、【THE TEA CEREMONY】を作られた方は、献茶式をご覧になったのかなあ・・と思いました。

改めて考えてみると、男性は紫、女性は赤系って、なんで?って、気がしますよね。この、【THE TEA CEREMONY】は、男女で袱紗の色分けなんかされていませんが、今時は、男女の差別がない方が普通かもしれませんね。

で、次にお茶碗ですが、“a traditional tea bowl” と書いてあったので、一体、どこが、traditionalなん?と、思っていたのですが、

Img_5077_2こちらと、形が似ています。

つまり、天目茶碗の形が、“a traditional tea bowl” ということなのかなあ・・と思いました。初期の頃に、中国から伝わってきた、古い形のお茶碗。ということで、a traditional tea bowl、なのかなあ・・と思います。

このfukusaやa traditional tea bowlから考えると、【THE TEA CEREMONY】は、献茶式を参考にされたのかも、という気もします。献茶式では、この天目茶碗を使われますもんね。

今回、この白い袱紗(fukusa)を使いたかったので、「久しぶりに、袱紗捌きだぁー」と、はりきっていたのですが、セレクトした茶器の都合で、袱紗捌きは出来ませんでした。

Img_5031

こちらです。

左は、本来は、シュガーボックス、右は、レモンティ用のレモン入れかな?

The left is a sugar container and the right is a tray of sliced lemon for black tea. But I had used them as a container for powdered green tea and a tray of chakin( linen colth ).

で、そのシュガーボックスに抹茶を、レモン入れに茶巾を置いてみました。最近、茶巾の替わりに布巾を使うことが多いのですが、今回は、白い袱紗とのコーディネートもあり、久しぶりに、正統派!?の茶巾を使いました。茶器と、茶巾置きがセットというのも、いいんじゃないの?と思いました。お盆も、シルバーにして、白とシルバーを基調にコーディネートしました。お客様が、「この辺のアイデア、使わしてもらうわぁ」と、おっしゃっておられましたが、どうぞお使いください。洋風のティーセットを和風のティーパーティに使う。和洋ミックスです。家にある、シュガーボックスを見直してみてください。いい、茶器になるかもしれません。ついていた、シュガースプーンで抹茶を掬ってみましたが、掬いやすかったですよ。洋風のティーパーティにも和風のティーパーティにも使えるなんて、重宝しますよね。

海外のお茶仲間のみなさんを拝見しておりますと、なんで、本家本元の日本人で、お茶のことを知らない人が多いの?と、考えさせられます。優れた自国の文化なのに、知らないなんて、もったいない。難しいことはいらないと思いますが、例えば、ちょっとお友達が来られた時、海外の方が来られたときなど、自宅で、簡単に、お茶を一服。あるいは、外国の partyような感覚で、日本式のtea partyができたら楽しいのになあ・・と思うのですが。いかがでしょうか?

そのためには、難しいことはそこそこにして、どうやったらそれぞれの自宅で、日本式のtea partyができるか、それを教えて欲しいですよね。実践に役立たないと、お茶はお稽古するもの。で、終わってしまいますし。

今のお茶のお稽古って、しばらく続けていると、何百年も前に異国からやってきた、貴重な道具の扱い方の稽古ばかりになってしまいますよね。で、私も、一通りはやりましたし、知っていることは悪いことではありませんが、なんで、こんなことにたくさんのエネルギーを使わないといけないの?と、ずっと思っていました。なぜかと言いますと、私は、そんな道具を一つも持ってないし、お稽古しても、実践の茶会では何の役にも立たない。そういう点前は、そういう昔の道具を持っている人だけが真剣にやればいいのでは?と思っていました。それに、自分の道具だったら、どう扱おうと、人にとやかく言われることはないですしね。もし、仮に割れても、自分の道具なら、仕方ないか?と思うし、また、日本には、金継ぎという優れた技術があるので、割れたお茶碗を再生することも出来ますしね。今の秘伝モノのお点前、奥のお点前、上級のお点前は、かなりしちめんどくさいなあという印象がありましたが、『南方録』を読んでいると、道具が1つ変わるといろんなことが変わる、というような感じで、ほんとに事細かにいろいろ決まりことがあるように見受けられます。『南方録』に比べると、しちめんどくさい今のやり方も、かなりアバウトという印象を受けます。

昔は、茶会がお稽古の場で、先生を自分の茶会にお招きして、その茶会の席上で、いろいろとご指導をお願いする、あるいは、先生のお供をして茶会に行って、そこでいろいろ学ぶ、あるいは先生の茶会のお手伝いをする。こういったことが茶会のお稽古だったのが、時代が下ると、これだけでは茶会ができない人が多いので、濃茶、薄茶、炭手前、というふうに分けてお稽古をするようになったと何かで読んだことがあります。この割り稽古の目的は、自分で茶会をするということだったのが、今は、お茶の稽古は自分で茶会するための割り稽古。という要素が薄らいでいる気がします。お茶の稽古は点前のやり方を覚えるもの。ではなくて、自分自身で茶会ができるようになるためにお稽古をする。そろそろ、この、茶の湯の本来の稽古の姿に戻ってもいいのではないかなあ・・と思います。

In the old days, the purpose of chanoyu  practice is chakai. That is why they can do it themselves. I think a(→the) practice of chanoyu should come back the way(→go back to the way) of the past years.

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