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THE TEA CEREMONY -a fukusa- 4

Img_45881_2この白いfukusaを初めて見た時、これって、はぎれやん、と思いました。こんな糸がひょろひょろんと出てるのって、どうなん?という印象でした。

ですが、しばらくして、これは、そう侮れないぞ・・と、見方が変わりました。

なぜ、変わったのかと言いますと、少し前に『南方録』の研究会で読んだ箇所を思い出したからです。それは、袱紗ではなくて、茶巾についての記述なのですが、

・・・・惣テ端ヌハズニタタミタルガ茶巾ノ眞也、名物天目、又ハ茶盌モ秘蔵ノ物ニ眞ニスベシ、端ヌイシテ、シボリフクタメタル類ハ草ノ茶巾也、取チガヘテ心得ル人アリ、・・・・

とあります。Quotation from Nanpouroku(南方録), old-famous tea book.

これは、袱紗ではなくて、茶巾の話しですが、上の写真でいくと、端を縫わない方が真行草の“真”、端を縫った方が“草”になるわけです。

『南方録』において、なぜ、端を縫わない、この場合の白い方が“真”で、端を縫った方、この場合の赤い方が“草”なのか、という問題は、私自身まだはっきりとしないところがあり、これから、いろいろ検討しないといけないのですが、1つ、言えることは、この白い袱紗は、示唆に富んだ存在だなあ・・ということです。もしかして、袱紗というものの、原点といいますか、本質を突いているのかもしれません。

この白いfukusaを見ていて思ったのは、宗恩が利休に渡したきれは、この端縫いしていない白い方のタイプか、端縫いがしてある赤い方のタイプか、どちらであったのだろうか?ということです。茶巾が、端縫いしてない方が“真”ならば、袱紗も、端縫いしていない方が“真”という可能性もあります。そうすると、宗恩が渡したのは、この白い方のfukusaのようなきれだった可能性もあるかも?と思いました。どうでしょうか?

At first, I felt the fukusa( white one) was strange. But later, my opinion has changed. The fukusa may be similar to original one.

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茶道具 chadougu : tea utensils」カテゴリの記事

コメント

chajinさん、こんにちは! 昨秋、S寺でこのアドレスをいただいた、アメリカ在住のめの字です。行方不明になっていたアドレスをこの夏の引っ越しを機に、発見!このブログにやってくることができました。
このブログ、めちゃおもしろい。この夏のわたし的ヒットNO.1です。
私も最近とみにお茶について考えるところがあり、chajinさんと話してみたいなあと思うことが、ありすぎ...。
とにかく、元気の出る文章、ありがとう。楽しみにしてます。とりあえず、ごあいさつまで。

めの字さん、
褒めていただいて、ありがとうございます。

私も、お茶について考えるところがありすぎ・・・
ですので、お話しできるのを楽しみにしております。

また、いろいろご意見もお聞かせください。

 真、草の茶巾について。正式の真の茶巾は、縫いかがりがなくても大きくて半分に折って使うからよいのかもしれません。でも、帛紗はやっぱり、きりっぱなしじゃ、すぐに、ほつけてきちゃいますよね。
それにしても、縫いかがりのあるのが草、大きいけど縫いかがりがないのが真、ということは、昔は手間賃の方が材料費よりうんと安かった、ということなのか、それとも「真に草あり」の一環なのか、どちらなのでしょう?

 で、the tea ceremonyセットですけど、こういうものは要するにおままごとセットのようなものなので、たとえそれがかなりおかしなものであっても、こだわらずに笑っておけばよい、というのが私のスタンスです。おままごとセットで遊んだ女の子が、それがきっかけで料理に興味を持てばよいわけですものね。
 抹茶をたてるのにどうしてもないと困るものって、実は茶筅と抹茶だけかな、と思います。あとはなんでも代用できそう。このセットは、必需品の茶筅に、とりあえずこちらで手に入りやすかったものを組み合わせてみただけのような感じがします。
 このセットを利用してみて茶道に興味を持った人が実際に始めてみれば、「なーんだ、あれはでたらめだったんだ」って分かりますものね。それはそれでいいのかも。

 でも、外国で見かける日本文化の本物度が気になる、というのは、よくわかります。chajinさんが、自由に道具を見立てて楽しめるのは、日本文化や茶道がしっかり分かっていて、かつどっぷりその世界に浸かっているから。だからこそ、はずれられる。けれど、分かっていない人に見せる場合は、まず伝統に忠実なものを。やっぱり帛紗が「はぎれ」では困る。そういうことですよね。
 ...最近、日本の外務省が、海外の「日本食レストラン」を調べて「ほんものの日本食」かどうか、認定するということを行った(あるいは、行うことになったのかな?)そうです。わたしなどからみると、「わざわざよその国まで行って、よけいなお世話や。ほっといたら?」と、思うのですが、日本をよく知らない人から、日本食じゃないものが日本食と呼ばれることが気に入らないようですね。
 こっちで曲がりなりにもお茶をやろうと思うと、実際に伝統に忠実なものが手に入りにくい(あるいは不可能な)環境で、どこまで忠実ならお茶なんだろう、どこまでなら誤解をうまずにはずれられるんだろう、と考えざるを得ません。
 chajinさんのブログでの考察は、そういうことを考えるためにいろいろな糸口を提供してくれていると思います。

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