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茶巾 -南方録からー  a chakin(a white cloth used to wipe a tea bowl) -from Nanpouroku- 

真、草の茶巾について。正式の真の茶巾は、縫いかがりがなくても大きくて半分に折って使うからよいのかもしれません。でも、帛紗はやっぱり、きりっぱなしじゃ、すぐに、ほつけてきちゃいますよね。
それにしても、縫いかがりのあるのが草、大きいけど縫いかがりがないのが真、ということは、昔は手間賃の方が材料費よりうんと安かった、ということなのか、それとも「真に草あり」の一環なのか、どちらなのでしょう?

From the last comment concerning about “THE TEA CEREMONY -a fukusa- 4”.

前回の記事について、めの字さんから、上記のコメントを頂きましたので、茶巾について、補足します。

結論から言いますと、この箇所に関しましては、研究会の中でいろいろとみんなで議論したのですが、保留ということになりました。これは、『南方録』を読んでいただくとおわかりになると思いますが、この箇所だけを読んでも、当時、どういうお茶が行なわれていたのか、どういうことが一般的であったのかが、はっきりしないからです。これをはっきりさせるには、同時代の茶書を丁寧に読み比べてみないと、昔はこうだったと断言するのは難しいと思います。

では、この箇所から読み取れる範囲で書いてみますと、

まず、真の茶巾と草の茶巾の大きさの違いについては書いてないので、違う大きさなのか、同じ大きさなのか、どちらが大きいのか、あるいは、この2つで素材が違うのか等は断定できません。『南方録』を読んでいて思うのですが、今の流派のやり方は、何百年も前のものをそのまま踏襲しているわけではないようです。『南方録』という書物の信憑性という問題は、横に置いておくとすると、今まで私が研究会で読んだ中でも、私が今まで習ってきたことと『南方録』に書いてあることが異なる、ということがたくさんでてきました。古典を読むと、お稽古場で習ったことが、ずっと昔からそうだったわけでない、いつの時代からか、そうなったこともたくさんあるのだなあ、いろいろと変化しながら踏襲されて来たのだなあ・・ということに気付かされます。

真の茶巾については、この箇所を読むと、茶巾で釜の蓋を取るということが、書かれています。それは、濃茶を一服点てたら、その茶巾は無用で、後で用いることがないから。というような理由のようです。これを読む限りでは、真の茶巾は1回限りの使い捨てだから、端を縫う必要がないのかなあ・・という気もします。この他、いろいろと書いてあるのですが、当時、何か“普通”だったのか、が、わからないと、読み解けないなあ・・と思います。

・・・chajinさんのブログでの考察は、そういうことを考えるためにいろいろな糸口を提供してくれていると思います。

と、書いていただきましたが、私も、いろいろな糸口を提供していただいたなあ・・と思います。ありがとうございました。これからも、よろしくお願いいたします。

コメントの続きにありました、the tea ceremonyセットにつきましては、また日を改めて書きます。

Img_4789茶巾です。

This is a chakin(a white cloth used to wipe a tea bowl).

何べん使ったか全く覚えていないほど、使い込まれた代物です。

上と下が縫ってあるの、わかります?

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茶道具 chadougu : tea utensils」カテゴリの記事

コメント

あ、ここにもコメントのコメントがあった...。
ありがとうございます!
昨日、往復四時間の運転と7時間の正座の後、飯炊きばあさんをして、真夜中にくらくらする頭でネットをしていたため、見落としてしまっていたのでした。ごめんなさい。(ネットする前に袱紗さばきするべきだったかも?...)

「南坊録」研究会があるんですね。
「これを読む限りでは、真の茶巾は1回限りの使い捨てだから、端を縫う必要がないのかなあ・・という気もします。」

なるほど。台子の茶巾は使い捨てだったと? 使い捨ての茶巾の台子の茶から、洗って使う茶巾の草庵の茶へ...。これは、すごい情報です! 最近、「お茶の生活は地球にやさしい生活なんだよ」ということを、こちらの人たちに強調してあげたいなあと思っていたので、そういう歴史上の流れはとてもうまくはまります。ありがとう。
 また、いろいろと教えてくださいね!

昨日、往復四時間の運転と7時間の正座の後、飯炊きばあさん

それは、たいへんお疲れ様でした・・・。


「南坊録」研究会があるんですね。
   ↓
3年ほど前から、参加させていただいております。


なるほど。台子の茶巾は使い捨てだったと? 使い捨ての茶巾の台子の茶から、洗って使う茶巾の草庵の茶へ...。これは、すごい情報です!
    ↓
せっかく言っていただいたのに申し訳がないのですが、ここらへんのところはもうひとつ、詳らかではありません。また、何かの形ではっきりしましたら、お知らせします。

補足しておきますと、真の茶巾を使うのは、“・・・・惣テ端ヌハズニタタミタルガ茶巾ノ眞也、名物天目、又ハ茶盌モ秘蔵ノ物ニ眞ニスベシ・・・”とあり、草庵でもこういう道具の時は、真の茶巾を使うようですので、道具が真であると、真の茶巾を使うのかあ・・という気もします。他には、替え茶巾とか、二つ茶巾とかも出てくるのですが、???です。この茶巾の件に関しましては、保留とさせてください。もし、どなたか、ご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひお教えください。

今日、いろいろ考えてたら、また、“びびっ”とひらめきました。いいこと思いついちゃった!、おもしろいこと思いついちゃった!と、1日、ほっぺたがぴくぴくしてました・・・。めの字さんのお陰です。ありがとうございました。

こちらこそ、chajinさんからいろいろな情報とアイディアと元気をもらって、楽しませてもらっています。
またときどきお邪魔させてくださいね。

ちょっと前後してしまいましたが、先日書いて頂いたコメントのお返事をさっき書きました。

私もこの話知ってる・・と驚きました。

“情報とアイディアと元気”。そういうものがありますか?このブログ。褒めていただいて、ありがとうございます。

では、これからも、“情報とアイディアと元気”をご提供できますように、精進して!?まいりたいと思います?

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