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あなた、お茶点てる人。わたし、お茶飲む人。

Img_2471 Img_2472 あなた、お茶点てる人、わたし、お茶飲む人。

と、ぱきっと分かれているのではなくて、両方を融合したようなスタイルの茶会、親しい人たちが互いにお茶を点てあって飲むスタイルの茶会ってできないかあ・・・と考えてみたところ、写真のようになりました。部屋の真ん中に風炉を置いて、みんなで、風炉を囲むような感じで、お座布団を敷いてみました。このお座布団は、お茶事の時に使ったら?と、伯母が作ってくれたものです。そして、風炉の右上の方に、お花を飾ってみました。こういう配置だと、床の間のない部屋とか、洋室でもできますよね。

「今から、ちょっと部屋の配置を替えます」 と、このようなしつらえにしたところ、前記事の賛否両論の花とは違って、「えーっ、かわいい・・・」と、全員に大好評でした。みなさんもご自分のカメラでこのしつらえを写していらっしゃいました。

私も含めてみなさんの、この席の第一印象は、、風炉釜の存在感はすごいなあ・・ということでした。風炉釜があるだけで、一気に茶席の空間を創り出すことができます。この存在感を他のもので代用できるか? 残念ながら、今の私には思いつきません。今後の課題かな?

今回は、この茶席で、風炉釜を使って、3つのスタイルのお茶を楽しみました。

1、抹茶席

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お盆は、お土産にいただいたものです。モロッコのものだったと思います。底は1つの木で、側面は寄木です。何の木なのかなあ、わかりません。こういうものが1つあるだけで、異国情緒を醸しだしますね。

抹茶茶わんには、お正月にも一度使いましたが、塗りのお椀を使いました。抹茶の茶わんに塗り物をつかわないのはなぜなのだろう・・・と思いました。茶筅を使うと、塗りが傷むからか、熱い物を入れるのがよくないからか、でも、熱い味噌汁なんかいれますしね。昔から、陶器を使うことになっているからなのか?なぜかな?と思いました。

Img_2425_1 Img_2426_1Img_2427 薄茶器は、能登半島の珠洲焼の煎茶茶碗です。 

蓋は、最近の私の得意技、“着せ替え”です。塗りの薄茶器の蓋を取り合わせてみました。この茶器の蓋は、蝶番がついていて、2つに折り曲げられるようになっていますので、使わないときは、折り曲げて立てておきました。 半月のようで、いいやん・・と自己満足してしまいました・・・。   Img_2479    

中国のお土産に頂いた、ジャスミンティクッキーと一緒にいただきました。

1人の人が全員のお茶を点てるのではなく、順番に代わり合ってお茶を点てあいました。小難しいお点前をするとなると、お茶のお稽古をされていない方がされるのは難しいと思いますが、ただ茶筅でお茶を点てるだけなら、初めての方でも大丈夫だと思います。

塗りのお茶わんは、持った感じがとても軽くて、口当たりも優しい感じがしました。陶器が男性的なら、塗りものは女性的って印象です。今とは違って、昔は、お茶は男性がやるものであった、ということをふと思い出しました。

こういう配置の席に座ってみた感想は、いつもの茶席の配置より、なんか、お互いが近く感じるなあと思いました。親しい人たちの集まりなら、こういうスタイルもいいのではないかなあと思いました。但し、知らない人同士、あるいは、あまり近くにいたくないなあ・・・という間柄の場合は、従来の、亭主は亭主席、客は客席と、離れたスタイルの方がいいかもしれません。知らない人がどのくらいの距離まで近づいてきたら不快と感じるかは、民族間で大きな差があると聞いたことがありますが、日本人は、その距離が他の国に比べて長かったように思います。ちょうど、これだと二畳くらいの感じですが、まるで、小間の席にいるようでした。新鮮な近さでした。

2、紅茶席

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抹茶に              続いて、第2席目として、風炉釜のお湯を使って、紅茶をいただきました。6種類のフレーバーティのティーバックの中から、それぞれが好きなものを選び、またまた、お互いに紅茶を入れあいました。抹茶の方では、濃茶という、一碗のお茶をみんなで回し飲みするやり方がありますが、今回は、親しいメンバーの集まりだったので、全員、違う種類のティーバックを選んで、お互いに味見をしあいました。これは、私の発想ではなくて、「ちょっと飲んでみいひん?」という一言から、そうなりました。濃茶もそうですが、回し飲みは、やはり、ごくごく親しい人たちとでないと、ちょっと抵抗がありますね。

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前にも1度ご紹介しましたが、紅茶のティーカップは、和室ということで、煎茶茶碗と、茶托を使いました。柄杓でお湯を入れるため、茶碗は、この写真のようなタイプより、口の広いもののほうがお湯がこぼれず、入れやすかったです。

お菓子は、飲み物が紅茶ですので、今度は、抹茶を使ったお菓子にしました。中に、抹茶のクリームが入っています。

紅茶は沸騰したお湯で入れるほうがいいのかもしれませんが、これは、それよりは少し温度が低い目だったと思います。でも、そのお陰か、渋くならず、まろやかな味に感じました。釜の鉄分のせいでしょうか?

3、番茶席

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ちょっと小腹が空いてきたなあ・・・というところで、最後、お番茶とおにぎりで締めくくりました。もちろん、お番茶もこの風炉のお湯を使いました。

左は、新わかめのおにぎり、右は、菜の花漬けとすり胡麻のおにぎりです。どちらのおにぎりも、素材の持つ塩分のみで、他には味付けをしませんでした。

体に必要な栄養素を摂取するキーワードに、「まごわやさしい」という言葉があるそうですが、わ・・・わかめ、ご・・・ごま、菜の花を野菜とすると、や・・・菜の花。と、この2つのおにぎりを食べると、7つ中3つが取れるわけですね。深く考えてこの具をチョイスしたわけではありませんが・・。どちらも、季節のものです。

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茶会 chakai : tea gathering」カテゴリの記事

コメント

あ~ん!
うらやましいよう!
なんて素敵なお茶なの!そうよね。そうやってお互いに
点てあったらいいですよね。

ひいらぎさんも、ぜひ、なさってみてください。

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