« 2007年3月 | トップページ | 2007年5月 »

2007年4月

四頭茶会(よつがしらちゃかい)

先日、券を頂いたので、京都の建仁寺の四頭茶会(よつがしらちゃかい)に行って来ました。

行かれたことがある方は、ああー、という感じだと思いますが、行かれた事がない方には、四つの頭ってなあに?という感じだと思います。で、ご説明したいのですが、うまくまとめられませんので、当日頂いたパンフレットから、一部、抜粋したいと思います。

〈四頭茶会とはどんなものか〉 四人の正客に準じて相伴客(しょうばんきゃく)がお茶をいただく、広間での作法と思えば大体近いようです。お点前と菓子のおはこびなどは、四人の寺僧によって行ない、その役名を供給(くきゅう)といいます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

〈その由来〉 中国の宋・元の時代、比較的大きな禅宗寺院で行なわれたもので、鎌倉時代に日本へ禅が伝えられると、本朝でも流行し、室町桃山時代以降盛んに用いられた作法です。この作法は、禅宗寺院内の修道行事・法式・作法等を規定した清規(しんぎ)に従うものです。

〈飾りつけの特長〉 中央の掛軸は、本日降誕の日に当る当本山のご開山栄西禅師(1141-1215)の頂相(ちんそう)、すなわち、ご絵像であります。禅宗寺院でのお茶は、こうした先人の遺徳を偲び、修道の方便、心のいましめとしていただくことになっています。この頂相がのちには禅僧の墨跡などにかわったり、現今の茶会で見られるような茶道家元等の書におきかえられるようになりました。そしてそれらの書の中に、時候を連想させる字句があるのを喜ぶのは、季節の移りかわりに敏感な、日本人特有の情緒の繊細さのためだとも考えられます。しかし茶道本来の、心の修養の面が閑却されてはいないだろうか。・・・・・・・・・・

Photo_2 この図のように、4人の正客とそれぞれの相伴客8人、4×9=36人で一席です。

四頭の茶会の前に、和尚さまが栄西禅師のお話しをして下さいました。いろいろといいお話しをして下さったのですが、その中で、1番印象に残っているのは、「出し惜しみするな」というお言葉です。

では、何を出し惜しみしないようにとおっしゃっているのか?

お金もその1つですが、むしろ、愛情、自分の持っている力、思いやり・・・といったものを出し惜しみしないように、目の前にあることに、全力で取り組みなさい、とのことのようです。(押し付けはいけませんが)

お茶で言うところの、一期一会は、まさしくこういうことではないか?とおっしゃっておられましたが、その通りだなあ・・と思いました。

“出し惜しみ”は、他のものに対してですが、結局、これは、自分にかえってくることのような気がしました。

1月27日の記事、 『炭手前 その1』 のコメントに、 “灰、捨ててるの?だったら下さい” と、書きましたら、灰を送って下さいました。Img_2155何でも、言ってみるもんだなあ・・・と改めて思いました。

林檎の木は、匂いがなくて、薪や炭には向いているとか。その炭の灰だから、まぁ、いいんじゃないの、と送ってくださった友人のお母さまがおっしゃっていたそうですが、きれいな灰だなあ・・と思いました。

だいぶ前ですが、炉中を見ていたとき、なぜか、突然、それがお骨に見えて、血の気が引いたことがあります。それからしばらくの間、怖くて、炉中を直視できませんでした。

この時思ったのは、人も木も、万物は結局、同じように灰、土にかえっていくんだなあ・・ということです。茶の湯で、灰がとても大切にされているのは、こういうことからかもしれません。

一呼吸とゆっくり

Img_2108お花見の時のお菓子です。

手作りのウグイス餅です。お花見に来られていた方が、きれいなお重に入れて持って来てくださいました。プロの方が作られたような、本格的なウグイス餅でした。野外で食べることを考えて、アルミのケースに1つずつ入れておいて下さったり、ウグイス餅の下に椿の葉が敷いてあったり、お心づくしのお菓子だなあ・・と思いました。

先日は、5席くらいお茶を点てたでしょうか?1席、7,8人から10人くらいだったので、40服くらいは点てたと思います。

これだけの人数だし、点てだしにしたら?とおっしゃってくださった方があったのですが、私が、点てだしは好きではないので、自分で全部点てました。点てだしというのは、例えば、3人くらいだけお点前をして、お茶を点てて、後の大半の方の分は、水屋で誰かが点てたものを運んできてお出しするというスタイルです。私の感覚では、これだと、喫茶店で抹茶セットをたのむのとあんまり変わらない気がします。で、喫茶店だと、ゆっくりしていられますが、お茶席だと、のんびり道具などを拝見していると、お次の方が来られますので・・・と、注意されて、出て行かないといけないことが多いです。よって、こういう茶会は、個人的には好きなスタイルではありません。

でも、さすがに、途中、ちょっと疲れてるなあ・・と感じる時がありました。こういう時は、お茶の先生から教えていただいた2つのことを思い出すようにしています。

1つめは、点前を始める前に一呼吸置く。ということです。ぱぱーっと始めてしまわないで、一呼吸置くことで、どこか、気分がすーっと落ち着きます。2つめは、点前をゆっくりするということです。点前を見ると、その人がどのような性格なのか、その人が、今どういう状態なのか、よくわかります。今日は、ちょっと慌ててるなあ・・とか、平常心を失っているなあ・・と思ったら、できるだけ点前をゆっくりしなさい。と教えていただきました。本人が、こんなゆっくりでいいやろか・・と思っても、そういうちょっと平常心を失っている時は、自分のゆっくりがイコール、他の人にとっての普通です。というようなことを先生はおっしゃっておられました。これは、茶の湯の点前だけでなく、いろんなことに役立つことだと思います。急がば回れ、と通じるところがあると思いますが、ハプニング等は、たいてい平常心を失っているときにおこるので、これは、ミス、粗相をできるだけ防ぐ極意ではないかなあ・・と思います。事実、私にとっては、日常のあらゆる場面で役立っています。私は、お茶を始める前は、この“一呼吸”、“ゆっくり”ができなかったので、お茶には感謝感謝です。

ちょっとしんどいなあ・・と思ったのは、2,3席目だったのですが、前回の記事に書きました、美味しいおうどんや豚汁等を食べたら、一気に元気になりました。やはり、“腹が減っては戦は出来ぬ”でしょうか?茶会は戦ではありませんが・・。

南方録の研究会でご一緒させていただいているI先生が、最後に私にお茶を点ててくださいました。たいへん美味しいお茶でした。ありがとうございました。

お花見料理

お花見のおImg_2121_1料理を一部、ご紹介します。 

お寺の坐禅会に来られているYさんが作られた、手打ちうどん。こしがあるのにやわらかい、このお花見の名物料理です。お子ちゃまにも、うどん通にも大人気でした。

お寺の竹林の筍を使った筍ご飯、若竹汁。

お寺の畑で採れた野菜を使った、野菜サラダ、ネギぬた。これらのお野菜は、今年満94歳のIさんが、ご奉仕で、毎日お世話をされています。昨年も書いたかもしれませんが、Iさんは、ほんとにいいお顔をされていて、お人柄、歩んでこられた人生が、そのままお顔に表れていらっしゃる方だなあと思います。お元気なIさんにお会いするのも、このお花見の風物詩の1つです。

昨日の記事にも写っていますが、大きな鉄鍋で作られた豚汁。豚肉やいろんな野菜から出る旨み、それに鉄分も加わって、体も心も温まりました。

先日、SMAPのテレビ番組に、キャメロン・ディアスさんが出ていらっしゃいました。お料理をものすごく美味しそうに、楽しんで食べていらっしゃるのを見ていて、こんなに美味しそうに楽しんで食べて下さったら、作った人は嬉しいだろうなあ・・と思いました。

食べることが好き。食べることを楽しむことにより、心も体も満たされて、いろんないい効果が生まれてくる、ように思いました。美味しいものをたくさん食べて、心も体もリラックスする、そんな1日でした。

                                    

Img_2116Img_2119

 Img_2126                             Img_2120

Img_2133_2

« 2007年3月 | トップページ | 2007年5月 »

フォト
2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のトラックバック

無料ブログはココログ