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茶会の持ち物 その2 

茶にゆかば 小菊に袱紗 扇子足袋 茶巾手拭 香と小袋

これは、茶会にもっていくものを詠んだ古歌、和歌のようです。どなたが、いつ作られた歌なのかは、わからないのですが、“小菊(こぎく)”は、今、茶席で使われている懐紙を指すようです。手漉きの美濃紙を小菊紙といい、これを懐に入れて、懐中して、茶席などに使ったことから、「懐中の小菊紙」=「懐紙」となったようです。

井伊直弼(1815-1860)の 『茶湯一会集』 には、茶会の折の客の懐中物として、小菊紙とでてきます。茶席でお菓子を頂く時に使う紙を、懐紙と呼ぶようになったのは、比較的最近なのでしょうか?

あと、上記の歌の中で、印象的なのは、“香”ですね。今は、茶会には、持っていかない方が一般的だと思います。少なくとも、私は、茶会や茶事には、一度も持っていったことがありませんし、茶会の持ち物として、“香”と書いてある本等も目にしたことがない気がします。但し、これは、最近の本ということでして、『茶湯一会集』には、茶会の折の、客の持ち物として、「香畳紙、香木二 三種」と書かれていますし、“香”は、もてなす側、亭主の懐中物の中にも書かれています。

今、『南方録』の研究会で読んでいるところにも、香、香道具のことがたくさん出てきます。茶香と言われるように、昔の茶の湯、茶会は、香道との結びつきがとても強かったようですね。茶会の中に香道の作法が取り入れられていたようです。香道のことはさっぱりなのでよくわかりませんが、今は、香は、炉中に入れるのが普通ですが、昔は、香炉を使うことが多かったのではないかなあ・・という気もします。

時代時代で、茶の湯もいろいろと変化してきているんですね。

前回の記事で、香水は避けましょう・・というようなことを書きましたが、現代、“洋の香り”、“和の香り”と大きく大別したとして、この世の中には、どちらの割合が大きいのでしょうか?芳香剤なども含めて、“洋の香り”も多いような気がしますね。

よくよく考えてみますと、例えば、“和の香り”に含まれるであろう、沈香、白檀なども、日本のものではありませんね。茶の湯の“茶”も、もとは日本のものではありませんでした。こういうふうに考えると、いわゆる“香水”のようなものかはわかりませんが、未来の茶室には、新しい香りが登場して、それが時代を経て、“和の香り”になっていく、なんていうこともあるかもしれませんね。

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茶会 chakai : tea gathering」カテゴリの記事

コメント

はじめまして、いつも楽しく読み逃げしています。
近くなら是非仲間に入れて頂きたいのですが、、、

花月の稽古のときに
「お買い得な志野袋(香袋)に出会ったら買っておくように」とのことでした。
たしか仙遊の式では客が持参するみたいです。仙遊でと何時声がかかっても良いように常に携帯するようです。

奥が深すぎて~~ 

初心者なのに でしゃばって申し訳ありません。
これからも宜しくお願いします。

 

ブログ、読んでいただいてありがとうございます。

私は、香道具を持っていませんし、香道具を使った、花月、七事式も一度もお稽古したことがないのですが、且座?を一度拝見したことがあります。

私の中では、花月、七事式は、茶会というより、お稽古の要素が強いかなあと思います。

香と茶、香道と茶道の関係は、今の私にとって特に関心があることなのですが、勉強中でよくわかっていません。また、いろいろ、お教えください。

こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします。

たいへんわかりにくい文章ですみません。

少し訂正してみたのですが・・。

また、お気づきの点等、おっしゃっていただきますようにお願いいたします。

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