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400年という時間 

Img_1379_1写真、左から、

竹の茶杓、漆塗りの黒棗、ジャム瓶、ネパール茶匙です。

竹の茶杓は、私の自作、そして、この棗はいただいた新しいものですが、この2つの“元”となるものは、今から400年前、400年以上前に生まれてきました。

当時の様子は、タイムスリップしてみないとわからないですが、例えば、その時代、抹茶は今のように、誰でも飲めるようなものではなかったと思います。ジャムなんかも、砂糖自体が普及していなかったようですので、あったかどうか・・。瓶、ガラス製品も、あったかもしれませんが、資源ごみに出すほどはなかったと思います。また、紙と言えば、洋紙ではなく、和紙だと思います。サランラップは当時はなかったですね。フランスからの紅茶。もないでしょう。ネパールの茶匙。当時、南蛮船で、ネパールから来たものがあったでしょうか?あったとしても、すごく高価だったと思います。天下人の秀吉ですら行けないところに、小娘が気軽にいくなんて、それも、海をいく船ではなく、空飛ぶ大鳥、飛行機に乗って・・・。秀吉さん、びっくりされるでしょうね。

次に、人間の基本になる、“衣食住”を考えてみます。

まず、衣。今、安土桃山時代の服装をして街を歩いている人はいないと思います。いたら、時代劇の撮影?と思われるか、仮装行列?と思われるか、とにかく、【目立つ】と思います。   食。今の日本は、日本料理と言われるものでも、かなりの種類がありますし、日本以外の国の料理もいろいろと食べることができます。のに、私は、安土桃山時代の食事しか口にしません。と言う方がいらしたら、別に悪くはないですが、他にもいろいろ美味しいものあるのになあ・・と私なら思います。   住。例えば、大金持ちが、ご自分のお家を建てられるのに、大阪城のようなお城を建てられ、私は、電気もガスも使いません。と言われたら、いろんな意味で大きなニュースになると思います。

また、私が知る範囲では、安土桃山時代には、女の茶人はいなかったのではないかと思います。利休の奥さんは、いくつかお道具を考えられたようですが、茶人でいらしたのでしょうか?仮に、女の茶人がいらしたとしても、ものすごく少なかったと思います。でも、今は、お茶のお稽古をしている人は、女性が大半だと思います。秀吉さんが聞かれたら、「女が茶をするのか?」と驚かれると思います。

400年という時間は確実に過ぎ、とくに近年、いろいろなことが大きく変化しているのに、棗、茶杓は400年前と変わらず使われている。抹茶を入れる入れ物、抹茶をすくう茶匙のようなものは、日本中、もう今は世界中、を見渡せば、いくらでもあるだろうに、400年前と同じものを使い続けている。

これは、今の私には、とても不思議なことに思われます。そして、少し前まで、それを不思議とも思わなかった自分自身のことも、不思議だなあと思います。

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うげー!きもちわるぅ~~~なんですか?彼はタコですか?!イカですか?!手と足の関節がもー関節の機能を果たしておりません!!くねくねくねくね曲がってます!!というかこれって、完全に脱臼してるよね??ってことは自由自在に彼は脱臼を操れるということですか?!そしてどんだけ手足がねじれても、折れ曲がっても、常に変化しない彼のジョーカーのような笑みがこわいって!夢にでるわ!�... [続きを読む]

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