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2007年2月

豆乳の味噌汁、麦とろろご飯、韓国宮廷料理

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先日の茶会のお昼ご飯です。

献立は、豆乳豆腐の味噌汁、麦とろろご飯、韓国の宮廷料理、クジョルパン(ルは、小文字のようです)、そして、旧暦の1月1日だったので、お屠蘇をいただきました。

豆乳豆腐の味噌汁は、昆布だし(昆布でとった出汁)に豆乳を入れ、味噌は、白味噌と合わせ味噌を使いました。白味噌が大半の方が、まったりして、美味しいように思いました。具は、豆腐と刻みネギです。

麦とろろご飯。普通のお米に大麦を少し入れて、炊きました。とろろは、丸い、とろろ芋を、おろし金でおろし、すり鉢でよく粘りがでるまですり、飲んで美味しい味をつけた出し醤油(昆布とかつお出汁、薄口醤油、塩)で、とろろ芋を少しずつ伸ばしながらすり鉢ですり、、空気が入ってふわっとしたら、それを麦ご飯の上にかけ、最後に青海苔を散らしました。

お屠蘇は、“とそ散”を一晩、味醂につけておきました。お酒を入れず、味醂だけだと、甘ったるーい、でも強いお酒。という印象でした。“とそ散”は、10種類くらいの薬草でできているそうですが、今回使った“とそ散”には、陳皮、桂皮、桔梗など、7種類の薬草がはいっているようでした。

あと、今回のメインディッシュは、韓国の宮廷料理、クジョルパン(ルは、小文字)でした。チャングム(テレビ)を観ていて、一度、チャングムの中のお料理を作ってみたいなあ・・と思っていたのですが、やっと実現しました。但し、ジャパニーズスタイルです。いつか、韓国で、本場の味を味わってみたいです。

日本料理以外の料理を茶会でお出ししたのは、これで2回目かなあ・・・と思います。イタリアでパスタを買ってきたとき、それを使ってお昼はイタリアンにしたことがあったように思います。

このお料理を作ってみて、日本料理以外の料理を習ってみたいなあ・・・と改めて思いました。

この韓国宮廷料理は、また後日ご紹介します。

ほうじ茶生チョコレート、江出乃月、レモンピールチョコレート

Img_1763先日の茶会のお菓子です。

見にくいかもしれませんが、右上の椿の葉っぱにのっているのは、ほうじ茶のチョコレートです。お茶屋さんが、ご自分のお店のお茶を使って作られた、生チョコレートです。

丸い白っぽいのは、頂いた、富山県高岡市の、『江出乃月(えでのつき)』という名前のお菓子です。江戸時代の終わりごろから、ずっと作られているお菓子だそうです。大手亡(おおてぼう)という、白いインゲン豆で作られた餡が、中に入っています。初めていただきました。まだまだ、知らないお菓子がいっぱいあるなあと思いました。

下のほうの、棒のようなお菓子は、レモンピールチョコレートです。いつかこのブログでもご紹介しましたレモン、送って頂いたレモンの皮を使って、作りました。作り方は、レモンの黄色い皮をむき、それを細くきったものを、熱湯で15分くらい湯がき、水にさらします。そして、砂糖と水、蜂蜜をお鍋に入れて煮て、その中に前述のレモンを入れて、甘さが足りなければ、途中で砂糖や蜂蜜を足しながら、レモンの苦さが薄まって、レモンに甘ーく味が付くくらいまで煮ました。それを網のようなものの上で乾かして、乾いたら、グラニュー糖をつけてまた乾かし、これに、湯せんで溶かしたチョコレートを、レモンの長さの半分くらいまでつけ、またチョコレートが乾くまで、乾かしました。

皮をのぞいた、レモンの中の部分は、輪切りにして、はちみつにつけ、はちみつレモンとしていただきました(これは、茶会ではお出ししていません)。

文化の融合

Img_1783_5先日のお花です。

ちょうど、旧暦の1月1日だったこともあり、紅白の椿を生けました。

左側の紅いやぶ椿は、竹の花入れに、下に敷いてあるのは、ペーパータオル?です。ヨーロッパのものだと思います。

右側の白い椿は、昨年も使った香炉に入っています。籠は、先月はお菓子鉢として使った、フランスからのお土産です。下に敷いているのは、お点前の時に使う袱紗です。

花は、日本の椿ですが、洋と和のものを融合させてみました。

収納するスペースの関係や、金銭的なことからも、1つの道具がいろんな形で使えた方がいいなあ。日本で暮らす、日本人なので、日本のものが中心でありながら、でも、世界中のいろんな国のものも、いろいろな形で取り入れながら暮らしている。そんな今の私の日常、今の私を、花で表現してみました。

New!?薄茶器

Img_1760_1New!?薄茶器です。

では、一体、何がどのように、 “New” なのでしょうか?

これを、箱書や会記の替わりに、床の間に飾って置いて、お客様に、「これを見て、何かお気づきになりません?」とお尋ねしたのですが、しばらくは、おわかりにならなかったようでした。

薄茶器は、新品、新しい物ではありません。前から使っているものです。では、何が “New” なのか?

答えは、 『組み合わせ』 です。この5つの薄茶器は、いずれも、もともとの組み合わせではありません。例えば、1番左の身(本体)と、左から2番目の蓋が、元の組み合わせ。1番右の身(本体)と、右から2番目の蓋が、元の組み合わせ。です。わかります?中央は、私が竹の蓋置として、自分で竹を切ったものに、茶入の象牙の蓋を合わせてみました。

組み合わせのポイントは、まず、蓋として、大きさが合うこと。持ち運びするので、少々の揺れぐらいでは蓋が取れないものであること。これが重要で、あとは、見た目であまりにも合わないものはやめました。着せ替え人形の感覚です。

これを並べてみて、「あっ、おもしろいこと思いついちゃったー」と、喜んでたのですが、しばらしくして、はたと気付いて、「なんにも、新しくなーい・・・」と、 “がくっ” ときてしまいました。

なぜ、新しくないのか?

それは、こういうことは、先人がもうすでに、されていることだからです。

例えば、濃茶に使う茶入。唐物、中国から来た小壷。これに、象のいる、どこかの国から来た象牙製の蓋をつけて、茶入として、使われたわけですよね?陶器の小壷と、象牙の蓋。つまり、身と蓋が同じ素材でない、ということは何百年も前から実行されていることなんです。そして、茶入は、歴代の所蔵者が、袋や象牙の蓋を新しく作るなんていうこともあり、1つの茶入にいくつもの袋や蓋が付いているものもあります。そういう茶入は、袋や蓋の着せ替えができるわけで・・。着せ替え発想は、新しいことでもなんでもないわけです。

ただ、着せ替えのやり方は異なっていますね。ちょうど、洋服をコーディネイトする感覚かな?雑誌によく、同じ服やバック、靴などを、組み合わせを変えて何パターンか紹介してある記事を見かけますよね。仕事、デート、女友達とご飯・・等々シチュエーション別に組み合わせて。例えば、AのブラウスにBのスカート、AのブラウスにCのパンツ、DのニットにBのスカート。そういうふうな感覚かな?そういうと、着物は、茶入の方に近いかな?着物一枚に帯三本とか言われるし・・。

“着せ替え”の利点は、手持ちの道具を、組み合わせを替えることにより、何倍にも使うことができること。よくある道具でも、組み合わせによって、世界に1つしかない茶器になること。かな?

この5つの中で、私の一番のお気に入りは、中央の、竹と象牙の蓋の組み合わせです。お客様もそうおっしゃってました。ただ、難点は、小さいので、2~3人分しかはいらないことですね。新しく蓋のみを合わせるときは、お点前では、蓋の上に茶杓を置くことになっていますので、茶杓が置けるように、蓋は水平なものがいいと思います。蓋の上に置かなかったら、水平でなくてもいいのですが・・・。

箒(動物性、植物性)

2_img_1731 Img_1733 箒(ほうき)2種類です。

左は、七面鳥だったかな?右は、棕櫚(しゅろ)です。

今まで、この羽の箒を炭手前のときに使っていたのですが、今回、初めて植物性の箒を使ってみました。

この、羽箒って、けっこう高いんですね。この写真の羽箒は一番安いものなのですが、他は、何万円っていうのが多いんですね。で、私は前々から、外国を旅行したら、ジャングルかどこかで、鳥の羽を拾ってきて、それで羽箒を作ろうと思っていたのですが、最近、鳥インフルエンザが流行っているし、野鳥って怖いでしょ?それで、羽の箒はやめ。ってことにいたしました。で、植物性の箒が採用された訳です。

これは、節分の縁日で買ってきたのですが、「おじさん、これ、いくら?」「200円でええわぁ」でした・・・。安いでしょ?

左の羽の箒は、柄のところに竹の皮が使ってあるようですが、右の棕櫚箒は、皮ではなくて、竹が使ってあります。黒竹でしょうか?羽の箒は、裏表がありますが(上の写真が表、下の写真が裏)、棕櫚の箒は、裏表がなく、どちらも使えます。

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昨日の記事の香袋と棕櫚箒、このようになりました。

香袋は、懐中しようかなあと思ったのですが、紙釜敷(釜の下に敷くもの)を懐中するので、写真のように、炭斗に入れました。

棕櫚箒と火箸の両方に鐶をかけておいたのですが、そうすると、箒が動きませんでした。

昔の茶会記を見ると、茶会のお料理に、いろいろな野鳥、鶴、雲雀、雁、鶉、鴫などがでてきます。食べていたとなると、当然、その鳥達の羽も身近にあったのではないかと思います。でも、今は、こういうものはほとんど食べませんし、勝手に獲ってはいけないですよね?鳥インフルエンザという怖い病気もあるわけですし、必ずしも鳥の羽にこだわらなくてもいいのでは?という気もします。

香袋

昨日は、旧暦の1月1日だったようですね。

前の記事のコメントで、香袋についてのお話しがありましたが、昨日の茶会で、初めて、香合の替わりに、袋物、香袋を使いました。この袋は、かなり前に頂いたもので、小物入れかなあ・・と思うのですが、10日程前に、ふと目に留まって、ちょうど梅のイメージだし、今度の茶会で香入れ、香袋として使ってみよう・・と思い立ちました。香袋を使った日に、香袋のことを書いていただいたので、なんか、不思議・・・と、昨日の晩、コメントを拝見しながら思いました。

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Img_1727_1上の写真が表、下が裏です。

縮緬でしょうか?

中には、白檀を3つ入れました。

利休が雪の日の茶会に、天下の名香、“蘭奢待(らんじゃたい)”を使ったという話が、『南方録』に出てきます。よって、炉の時季は練香、風炉の時季は香木。ということに必ずしもこだわらなくていいのだなあ・・と思ってはいたのですが、炉の時季に香木を使ったのは、今回が初めてです。“蘭奢待”は・・・・・、正倉院展でご覧下さい。私も、一度だけ、正倉院展で見たことがあります。

練香に比べて、香木の方が、香りがシャープ、さっぱりした感じかなあと思いました。炉中に香を入れて間もなく、「あっ、香りが・・・」と、私が言ったのですが、お客様方は、きょとーんとしたご様子でした。そして、私が炭の道具を片付け終わった頃に、「あー、してきました・・・」とおっしゃっていました。炉の近くにいる私と、少し離れたところにいらっしゃるお客様とでは、匂い(香り)が届くまでに時差があるのでしょうか?

私は、個人的には、練香より香木の方が好きかもしれません。

茶会の持ち物 その2 

茶にゆかば 小菊に袱紗 扇子足袋 茶巾手拭 香と小袋

これは、茶会にもっていくものを詠んだ古歌、和歌のようです。どなたが、いつ作られた歌なのかは、わからないのですが、“小菊(こぎく)”は、今、茶席で使われている懐紙を指すようです。手漉きの美濃紙を小菊紙といい、これを懐に入れて、懐中して、茶席などに使ったことから、「懐中の小菊紙」=「懐紙」となったようです。

井伊直弼(1815-1860)の 『茶湯一会集』 には、茶会の折の客の懐中物として、小菊紙とでてきます。茶席でお菓子を頂く時に使う紙を、懐紙と呼ぶようになったのは、比較的最近なのでしょうか?

あと、上記の歌の中で、印象的なのは、“香”ですね。今は、茶会には、持っていかない方が一般的だと思います。少なくとも、私は、茶会や茶事には、一度も持っていったことがありませんし、茶会の持ち物として、“香”と書いてある本等も目にしたことがない気がします。但し、これは、最近の本ということでして、『茶湯一会集』には、茶会の折の、客の持ち物として、「香畳紙、香木二 三種」と書かれていますし、“香”は、もてなす側、亭主の懐中物の中にも書かれています。

今、『南方録』の研究会で読んでいるところにも、香、香道具のことがたくさん出てきます。茶香と言われるように、昔の茶の湯、茶会は、香道との結びつきがとても強かったようですね。茶会の中に香道の作法が取り入れられていたようです。香道のことはさっぱりなのでよくわかりませんが、今は、香は、炉中に入れるのが普通ですが、昔は、香炉を使うことが多かったのではないかなあ・・という気もします。

時代時代で、茶の湯もいろいろと変化してきているんですね。

前回の記事で、香水は避けましょう・・というようなことを書きましたが、現代、“洋の香り”、“和の香り”と大きく大別したとして、この世の中には、どちらの割合が大きいのでしょうか?芳香剤なども含めて、“洋の香り”も多いような気がしますね。

よくよく考えてみますと、例えば、“和の香り”に含まれるであろう、沈香、白檀なども、日本のものではありませんね。茶の湯の“茶”も、もとは日本のものではありませんでした。こういうふうに考えると、いわゆる“香水”のようなものかはわかりませんが、未来の茶室には、新しい香りが登場して、それが時代を経て、“和の香り”になっていく、なんていうこともあるかもしれませんね。

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茶会の持ち物

「茶会に行く時、どういうものを持っていったらいいですか?」

と、よく聞かれます。

どういう茶会かにもよるかもしれませんが、扇子、懐紙、楊枝、袱紗類、替えの足袋、白い靴下などがよく言われている、代表的なものかなあ・・と思います。

で、私が、「茶会に行く時、どういうものを持っていったらいいですか?」と、聞かれた場合は、「あれば、扇子や懐紙などを持っていかれたらいいと思いますが、なければ、何も持っていかなくていいと思います」と、お答えしています。

扇子や袱紗、白い靴下などは、あればあったでいいですが、それがなければお茶が飲めない。というほどのものではありません。一番の必需品は、懐紙と楊枝だと思いますが、これは、なければ、「懐紙と楊枝を持っていませんので、いただけませんか?」と言われたらいいと思います。

茶会をする場合、予備の懐紙や楊枝は必ず準備されていると思います。何百人のお客様を招かれる茶会で、全員分となると、数が足りないかもしれませんが、全員持ってこられないということは考えられませんので、ない場合は、頂かれたらいいと思います。お菓子屋さんによっては、お菓子、生菓子の数だけ、懐紙や楊枝を無料で付けてくださるところもありますので、堂々と言われたらいいと思います。私も、お持ちでない方には、いつもそれを差し上げています。

茶会は、足元がけっこう目立ちます。女性の場合、ストッキングやタイツだと、生足という感じがしますので、必ずしも白でないといけないとは思いませんが、靴下があれば、履かれてもいいかなあと思います。次に、正座をすることが多いので、膝の辺りもよく目立ちます。特に、向かい側に座っている人からはとてもよく見えます。よって、膝が隠れる、スカート。タイトでも少し余裕のあるものならいいですが、できれば、フレアーの方が無難かなあ・・と思います。ズボンは、ぴちっ、としているものだと、正座することにより、圧迫して、足がしびれたり、つったりするかもしれませんので、スカートと同じく、ゆったりしたものの方が無難ですね。

指輪、時計、ネックレス、ブレスレットなどは茶席に入るまでに外しておきます。お道具にあたると、きずをつけたりするためです。お茶碗に時計などがあたると、カーンといった金属音がします。こういう音がすると、欠けたりすることもあると思います。また、香水は、茶席にたいてある香の匂いを消してしまうので、控えた方がいいと思います。これも、できればですが、派手なマニキュアも控えた方が無難です。お菓子を食べたり、お茶を飲んだり、道具を拝見したり・・と手元も割りに目立ちますので・・。

えーっ、注意点、そんなにあんの?と、思われるかもしれませんが、こういうことを知っておくと、茶会以外の場所でも、お役にたつことがあるかもしれません。

で、実際に茶会に参加されて、もし、作法をご存じなかったために、恥ずかしい、不愉快な思い等をされることがあったとしたら、それは、その茶会の亭主が、お客様をもてなす修行ができていないんだなあ・・・と思われたらいいと思います。作法を知らないことは恥ずかしいことでもなんでもないと思います。茶の湯の作法を知っている方も、茶の湯についてすべてのことに通じていらっしゃる方は少ないと思いますし、茶の湯の作法以外のことは、ご存じないことも多いわけです。私が自分のことを言いますと、茶の湯について、少しは知っていますが、知れば知るほど、いかに知らないことが多いのか気付かされる。というのが実感です。作法を何もご存じなくても、堂々と、お茶とお菓子を、楽しく美味しく召し上がられたらいいのではないかなあと私は思います。こういうところは、外国人、お子ちゃまたちの方が、先入観が少ない分、のびのびされているかなあと思います。

Img_1693_2楊枝、いろいろです。   

400年という時間 

Img_1379_1写真、左から、

竹の茶杓、漆塗りの黒棗、ジャム瓶、ネパール茶匙です。

竹の茶杓は、私の自作、そして、この棗はいただいた新しいものですが、この2つの“元”となるものは、今から400年前、400年以上前に生まれてきました。

当時の様子は、タイムスリップしてみないとわからないですが、例えば、その時代、抹茶は今のように、誰でも飲めるようなものではなかったと思います。ジャムなんかも、砂糖自体が普及していなかったようですので、あったかどうか・・。瓶、ガラス製品も、あったかもしれませんが、資源ごみに出すほどはなかったと思います。また、紙と言えば、洋紙ではなく、和紙だと思います。サランラップは当時はなかったですね。フランスからの紅茶。もないでしょう。ネパールの茶匙。当時、南蛮船で、ネパールから来たものがあったでしょうか?あったとしても、すごく高価だったと思います。天下人の秀吉ですら行けないところに、小娘が気軽にいくなんて、それも、海をいく船ではなく、空飛ぶ大鳥、飛行機に乗って・・・。秀吉さん、びっくりされるでしょうね。

次に、人間の基本になる、“衣食住”を考えてみます。

まず、衣。今、安土桃山時代の服装をして街を歩いている人はいないと思います。いたら、時代劇の撮影?と思われるか、仮装行列?と思われるか、とにかく、【目立つ】と思います。   食。今の日本は、日本料理と言われるものでも、かなりの種類がありますし、日本以外の国の料理もいろいろと食べることができます。のに、私は、安土桃山時代の食事しか口にしません。と言う方がいらしたら、別に悪くはないですが、他にもいろいろ美味しいものあるのになあ・・と私なら思います。   住。例えば、大金持ちが、ご自分のお家を建てられるのに、大阪城のようなお城を建てられ、私は、電気もガスも使いません。と言われたら、いろんな意味で大きなニュースになると思います。

また、私が知る範囲では、安土桃山時代には、女の茶人はいなかったのではないかと思います。利休の奥さんは、いくつかお道具を考えられたようですが、茶人でいらしたのでしょうか?仮に、女の茶人がいらしたとしても、ものすごく少なかったと思います。でも、今は、お茶のお稽古をしている人は、女性が大半だと思います。秀吉さんが聞かれたら、「女が茶をするのか?」と驚かれると思います。

400年という時間は確実に過ぎ、とくに近年、いろいろなことが大きく変化しているのに、棗、茶杓は400年前と変わらず使われている。抹茶を入れる入れ物、抹茶をすくう茶匙のようなものは、日本中、もう今は世界中、を見渡せば、いくらでもあるだろうに、400年前と同じものを使い続けている。

これは、今の私には、とても不思議なことに思われます。そして、少し前まで、それを不思議とも思わなかった自分自身のことも、不思議だなあと思います。

透ける茶器とネパール茶匙

先日の茶会で薄茶に使った、薄茶器と茶匙です(下の写真)。

まず、薄茶器ですが、本体は、東京からのお土産で頂いた、さくらんぼジャムの瓶です。見にくいかもしれませんが、手前に “SAKURANBO” と書いてあるシールが貼ってあります。中身は抹茶ですが、きれいなラベルだったので、そのまま活かしました。

側面は、洋菓子の包装紙を、ちょうど障子に穴が開いたときに繕う要領で、花形に切って、糊で貼り付けました。蓋の内側、外側、そして、瓶の底にも同じ紙が貼ってあります。点前中、この蓋の上に茶匙を置きます。よって、抹茶が付くので、紙が汚れるため、蓋は、ビニールコーティング、サランラップを貼り付けました。紙なので、洗えばすぐ取れるし、そしたらまた貼ればいいし、別に汚れたっていいのですが・・・。

で、仕上げに、首にスカーフを巻いているようなイメージで、フランスからのお土産に頂いた、マリアージュの紅茶のリボンをシールごと、瓶の口のあたりにかけました。

先日ご紹介した香合と同じく、すべて、家にあるものだけでできました。

抹茶をすくう スプーンは、めいどいんネパールです。

これは、私が学生時代、ネパールで買ってきたものです。露天かどこかで買ったのだと思います。この薄茶器が完成した直後に、ひょっこり出てきました。いわゆる竹の“茶杓”と取り合わせたら、全然合わなかったので、どうしようかなあ・・と思っていたところだったので、グットタイミングでした。買ったことも、持ってることもすっかり忘れていたのですが・・。 

このスプーンの柄は、ヒンズー教に関係があったのでは?と記憶しているのですが、どうでしょうか?ほんとは、もうちょっと長い方がいいのですが、お茶碗を小ぶりなのにしたら、うまくいきました。

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フラワーアレンジメントと茶花

Img_1467_1 Img_1465_1先日の茶会で使ったお茶碗です。今回は、他の道具との関係から、小ぶりのお茶碗を使いました。

左の紅いお茶碗は、私の祖父が昔、ヨーロッパで買ってきたものです。底には、1878 ITALY と書いてあるようです。いつかどこかで使った時、イタリアでは、カフェオレの器ではないか?と言われましたが、どうなんでしょう?

右の水仙のお茶碗は、2,3年前に頂いたものです。京都の清水焼です。イタリアのお茶碗は、どちらが正面なのか、ほんとのところはわからないのですが、私はいつも風景画のような方を正面にしています。で、この2つの写真は、左が正面から、右は後ろ側から撮ったものです。これを見ていて、1つ気付いたことがあります。

それは、イタリアのお茶碗は、前にも後ろにも絵柄がありますが、清水焼のお茶碗は、正面と、内側の奥に絵柄があり、後ろにはありません。京焼き、清水焼きのお茶碗には、正面と、内側奥に絵柄があるお茶碗が、とても多いように思います。

この2つのお茶碗をずっと眺めていたら、フラワーアレンジメントと茶花を連想しました。フラワーアレンジメントは、習ったことがないのでよくわからないのですが、イメージとして、例えば食卓のお花のように、360度、どの方向からでも見られることを想定してあるように感じます。一方、茶花は、床の間に置かれるとなると、正面からどのように見えるかが大事なことで、後ろからどう見えるかということは全く考えられていませんし、後ろからどう見えるかは、全く考える必要がないことのように思います。

未来には、茶花もお茶碗も、360度どの方向からも見られることを想定したものになるのか、あるいは、このまま正面からのみ見るものとして続いていくのか、どうなんだろう・・。この2つを眺めながら、そんなことを思いました。

初釜料理 その3

では、またお料理の続きです。

小芋田楽(柚子味噌、くるみ味噌2種類)。

Img_1426 Img_1427

以前も、ご紹介したように思いますが、「ためしてガッテン」のやり方で調理しました。

まず、小芋をよく洗って泥を落とし、皮付きのまま、熱湯で約3分ゆがきます。そして、水に入れて、外側の茶色い皮を手でこそぎ取るようにしてむきます。その時、内側の薄皮は取らないようにしてください。表面を触ってみて、ぬるぬるしていたら、内側の皮をむいてしまっています。

この内側の皮を残すことで、小芋の旨みを逃がさないのだそうです。ただ、手でむくだけでは取れない、黒くなっているところなどは、包丁で取ってください。湯がきが足りないとうまくむけませんし、湯がきすぎると、小芋がぬるぬるになって、内側の皮まで外側の皮といっしょにむけてしまいます。

これを、かつおと昆布のだしでやわらかくなるまでじっくりと煮込みます。今回は、味噌田楽なので、味噌の味を考えて、薄口醤油、みりん、酒で薄ーく味をつけました。やわらかくなったら、器に入れて、味噌を塗ります。今回は、柚子味噌、くるみ味噌の2種類を使いました。

お茶のお料理は、昔から、その家の家庭料理でもてなすものですので、家庭料理らしく、細工せず、小芋の形をそのまま残しておきました。写真、右側は比較的大きさが揃っていますが、左側はかなり個性的ですね。

「小芋って、こんな美味しかったの・・」と、大好評でした。内側の皮がポイントです。なんでも、ちょっとしたことを知っているかいないかで、すごく味が変わりますね。

続いて、干物2種 ・ 出雲風雑煮 

お土産のままかりと、あと、何のお魚か?なのですが、干物2種類です。

お雑煮は、京風ではなくて、出雲風です。

だしかつおと昆布だしに、薄口醤油で味をつけ、具は、お湯でゆでたお餅、焼き海苔と削り鰹です。削り鰹は、鰹節を鰹節削り器で削ります。指を切らないように気をつけながら。このお雑煮、とてもシンプルですよね。でも、シンプルなものの方が、味にごまかしが効かない様な気がします。

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