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床飾り

Img_1480_2先日、かけるのをやめたお軸です。

これは、私にとって、とても大事なお軸です。

ちょうど10年程前になりますが、宇治の黄檗山万福寺の管長様から頂いたものです。絵画賛で、絵も字もその管長様が書かれたものです。七福神の福禄寿で、“笑門福来”と書いてあります。お正月にぴったりですよね。

中国旅行のツアーをご一緒させていただいた、黄檗宗の和尚さまがお連れくださいました。何回か連れて行ってくださいました。

これを頂戴したときのことは、とてもよく覚えています。いつも、お連れ下さる和尚さまを含め、4人でお伺いしたのですが、管長様は、4人分4枚違うものをご用意して下さっていました。そして、管長様ご自身で、白い紙であみだくじを作ってくださり、私達がそれぞれ選ぶと、鉛筆かなにかで、線をなぞられて、じゃ、あなたはこれ、あなたはこれ・・・とお渡し下さいました。

ちらっと見たところによると、線の先は白紙だったか、管長様しかおわかりにならない記号だったか、福禄寿とかいてあるような感じではありませんでした。恐らく、誰にどれをお渡しになるのか、決まっていたように思います。私以外の方は、世代が上の方々でしたので、私には、これが一番ぴったりだなあと思いましたし、他の方もそれぞれに合うものを頂かれていたように思います。あみだくじは、管長様のご趣向だったと思います。

で、この表具は、そのお連れ下さった和尚さまが表具屋さんにお願いしてくださって、できあがったものを送って下さいました。今、思い出したのですが、あの人たちもきていいよっと、管長様の晋山式にも、ご招待してくださいました。たいへん厳かな儀式で、どこか中国を連想するような感じだったのを覚えています。

で、この大事な大事なお軸の替わりに登場したのは、こちらです。

Img_13321_3

大伴家持の和歌です。

新しき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いやしけ吉事   (新年を迎えためでたい今日、降りしきっている雪のように いよいよ積もり重なれよ、めでたいことが)と仮名で書いてあります。

黒の塗りの敷板の上に置いてあります。

こちらは、昨年末、本日のお正客さまから付属品としていただきました。何の付属品かと申しますと・・・、

お菓子です。

新年のお菓子の熨斗紙です。私が4箇所ほど貼り付けをして、左隅のお菓子屋さんの名前が書かれているところは折り曲げて完成しました。お菓子屋さんにお電話して、これは、どなたが書かれた字なのですか?とお尋ねしますと、デザイン会社にまかせているので、詳しいことはわからない。との返答でした。 わからない? ちょっと驚きでした・・・。

床の間も軸物も、特に今は、どこの家にも必ずあるというものではないと思います。床の間も軸物もないから、お茶はできない。のではなく、身の回りを見回して、あるもので工夫すると、いろいろなお茶の楽しみ方ができるのではないかなあと思いました。

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