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2006年12月

豆乳鍋とジンジャーティ

葩会の先日の食事は、ご希望もあり、忘年会を兼ねて、豆乳鍋にしました。

_img_0722 _img_0654 今回の材料は、昆布だし、豆乳、しゃぶしゃぶ用豚肉、豆腐、白菜、ニンジン、水菜、菊菜でした。薬味に、刻みネギとおろししょうが、ポン酢でいただきました。豆乳だけをお鍋に入れて、煮え立った時にできる湯葉を食べてから、後で昆布だしで割るやり方もあるようです。具を食べ終わった後、雑炊にしました。豆乳鍋は初めて、という方もありましたが、とても体が温まるお鍋だなあ、というのがみなさん共通のご意見でした。

左の写真は、白菜です。以前、料亭の鍋セットを頂いた時に、白菜がこのように薄くきってありました。これだと、あっという間に煮えます。我家では、それ以来、鍋の白菜はこのように切るようにしています。

豆乳鍋がとても体が温まったのは、薬味のしょうがの存在も大きいと思います。

_img_0718これは、おみやげに頂いた、インドネシアのジンジャーティです。

この一袋全部を、カップにいれ飲むように書いてありましたが、一袋を何人かで分けても、十二分に生姜の香りがしました。“ホット”な感じでした。このお茶には、Black Tea,Ginger, Pure sugarが入っているようです。

日本人で飲みなれていないから、一袋では多すぎるのか、あるいは、気候風土の違いで、日本人でもインドネシアに行けば、この濃さでも美味しいと感じるのか、どちらかなあと思いました。

先日、沖縄出身の方が、沖縄の料理をそのまま京都に持って来ても美味しいとは感じない、とおっしゃっておられましたが、そういうところもあるかもしれません。ローマに行ったとき、普段アイスクリームなんかあまり食べたいと思わないのですが、ジェラートが食べたい!と言うと、案内していただいた、ローマ在住の日本人の方も、ローマでは食べたくなるとおっしゃっておられました。

いろいろと流通している世の中ですが、その土地のものは、その土地で味わうのが、やはり一番美味しいのでしょうか?食文化に触れるのは、旅の楽しみの1つですもんね。

服加減

_img_06291 _img_06241 先日使ったお茶碗です。

左は、私のお茶の先生が下さったものです。トナカイの絵が描かれています。先生のお稽古場に来られていたアメリカ人の方が、先生にプレゼントされたものです。それを、何かの折にいただきました。12月限定のお茶碗です。後ろに、“!!”のような模様があります。“トナカイの足跡か”、“!”か? 見る人によって意見が分かれます。アメリカ人の陶芸家が作られたとお伺いしたように思います。ずっしりと重いお茶碗です。

右は、先月、フランス人のSさんが下さったものです。作られたのは、ベルギー人の方で、私も、昨年、ローマのお茶のセミナーでお会いしました。お茶の道具は、作られる方がお茶をされているかいないかで、だいぶ違います。お茶をされている方が作られるお茶碗は、使う側のことが考えられているなあと思います。このお茶碗は、手にすっぽりとおさまり、とても軽いお茶碗です。

先日テレビで、100歳の方が、1人1人、その方のお好みに合わせてお茶の点て方を変えられている、とのお話しを伺いました。そこで、今回初めて、お客様に、お茶を点てる前に、どのようなお茶がお好きか、服加減をお伺いしました。いざ言われると答えにくいと思いますので、〈濃いめ、薄いめ、多いめ、少なめ〉のどれがよろしいですか?とお尋ねしました。

濃いめで多いめ、薄いめで少なめ、濃いめで普通、初めての方は、よくわからないので標準的な点て方で・・・とみなさん、様々でした。ご希望に添うように点てられたかはわかりませんが・・・。

こういう点て方をすると、このお茶は、この方のためにお点てしている。という気持ちが、いつもより強いように思いました。

お菓子屋さんのお豆腐、丸ゆべし、トリノのお菓子

先日のお菓子です。

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手前、右側は、高野山にある和菓子屋さんの“お菓子屋さんのお豆腐”です。まさしく胡麻豆腐風ですが、そのとおりで、胡麻の味がします。胡麻豆腐を甘くした感じ、でしょうか?椿の葉の上に置きました。このお皿と、左の小皿は、Yさんの手作りです。1月の陶芸教室での作品です。

左手前は、頂いた、金沢の丸ゆべしです。丸い柚子をスライスしました。お菓子の栞には、

丸ゆべしは、秋に収穫される旬の柚子の中身を取り去り、その中に餅米と秘伝の材料を調合し練りあげて詰め、それを何度も蒸して約四ヶ月間天然乾燥させる、という古くからの製法で一つ一つ丹念につくられる、まさに手づくりの銘菓です。柚子の苦味と、おさえた甘味が口の中で広がる滋味芳香としたこの珍菓は、歴史も古く、源平のころ保存食、携帯食として生まれたものです。年に一度しか製造しない丸ゆべしは、輪島の古い文化も秘かに伝承しています。

と書いてありました。四国の方にも、これと同じようなお菓子があると伺いました。

奥は、イタリヤ、トリノのお菓子です。

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先月、フランス人のSさんが、イタリヤ旅行のおみやげとして、持ってきてくださいました。Sさんも、パリで、12月の茶会に使われるとおっしゃっておられました。

茶箱という、点前の道具一式を仕組んだ携帯用の箱の中には、右の写真のような、振出しというものが入っています。中には、金平糖など、小さな砂糖菓子を入れます。最初は、これに入れようかなあと思ったのですが、せっかく4種類あるのに、振出しに入れるとごちゃまぜになってしまいますので、1つずつ、お猪口、あるいは、お猪口に見立てているもの、のなかに入れてみました。

このお菓子屋さんは、1836年創業で、トリノでは有名なお店のようです。色はとても鮮やかですが、お味の方は、どこか、なんだか懐かしいような、素朴な感じがしました。昔からの味をずっと守られているのでしょうか?

会席料理とおばんざい

昨日の葩会の床の間です。

庭のシシガシラを生けました。

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左の花を生けた時に、花器の中に入ってしまうところなど、枝についている花を、いくつか落とさないといけませんでした。

こういう場合、落とした花は、お客様の目に触れることはないのですが、ちょうどきれいに咲いているお花もあったので、なんとか晴れ舞台に出してあげられないかなあと考えて、右のように生けてみました。

今まで、茶席の床の間に花が2つあった。という記憶はないですし、私も2つ生けたのは初めてです。花器は、左は、アメリカかヨーロッパか、どこかのものだと思います。ちょっとクリスマスを意識しました。右は、あれこれ入れてみた結果、料理をいれる小鉢で落ち着きました。

私の中で、この2つの花のイメージは、左が料亭の会席料理、右は家のおばんざい(家庭料理)です。例えば、大根。会席料理なら、大根の一番いいところを使いますが、おばんざいは、一番いいところというよりは、一番いいところをとった残りの部分を、いかに工夫して使うか、という要素が大きいと思います。茶の湯というのは、会席料理のような存在なのか、それともおばんざいのような存在なのか?どちらかなあ・・と生けながら思いました。でも、正確に言いますと、左も会席料理とは言い難いところがあるかもしれません。なぜなら、虫食いの葉っぱが使われているからです・・・。

ちなみに、お茶事の時のお料理は、懐石料理と言います。懐石は、修行中の禅僧が寒さや空腹をしのぐ目的で、温めた石を懐に入れたことから来ていると聞いたことがあります。ごくごく簡単な料理という意味だそうです。昔は、家のありあわせの家庭料理でもてなしたそうですが、今のお茶事の懐石料理は、料亭の会席料理に近い気がします。

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下は、今日の写真です。もう1つ花が咲きました。蕾も、だいぶほころびはじめています。昨日の茶会は、生涯一度の、一期一会。この花を見ながら、改めて思いました。

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