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カステーラと月世界とトルコのお菓子と菊型の干菓子

先日の葩会のお菓子です。

左は、岐阜の松浦軒というお店のカステーラです。南蛮菓子の続きで、カステラを・・と思い、このカステーラは昔のカステラの味に近いものであると聞きましたし、「以前、ポルトガル人の女性がこれを食べて、昔、おばあちゃんが作ったカステラに似てるって言ってました」と何かで読みましたので、取り寄せてみました。お店のパンフレットによりますと、

私ども松浦軒のカステーラは今から二百十年前の寛政年間 岩村藩の藩医神谷雲沢先生が長崎に赴きオランダ人から蘭学を学ばれたとき カステーラの製法も習得されて帰藩され御用菓子司の松浦家に伝授されたのがはじまりでごさいます

とあります。みなさんの感想は、いわゆる今でいうカステラとは違って、(スポンジ)ケーキの台のよう、とか、パウンドケーキみたい、というものでした。菓子器は、ヨーロッパのどこかの国のものです。

右は富山の銘菓、月世界です。満月に近かったこともあり、持ってきて下さいました。暁の空の淡い月影と美しい表情から、この名がつけられているそうです。

この2つのお菓子を頂いて、結局、こういうシンプルなお菓子が時代を超えて、超越して残っていくのだろうなあと思いました。日本食に例えると、普通の白いごはん、白米のような存在かなあ・・。

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こちらは、右上がおみやげに頂いたトルコのお菓子。左下は菊型の日本のお干菓子です。ちょうど前日が重陽の節句でしたので、菊のお菓子を使ってみました。菓子器は、高野山の千年杉で作られたものだそうですが、重量がほとんど感じられない、驚くほど軽いです。

このトルコのお菓子は、中身は乾燥イチジクで、外側にナッツ等が散りばめられています。自然な味がしました。

茶の湯におけるお菓子の存在を見直す意味でも、ますます世界旅に出たくなりました。

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コメント

先日は、ありがとうございます。
先日の会についてのエントリーがたくさんあって、どこにコメントを付けようか迷ったのですが、まずはお菓子の感想を申しあげねばと思ってこちらへコメントします。

松浦軒さまのカステラを頂いて思い出したのは、先日旅行したミュンヘンの某老舗カフェで頂いたバームクーヘンでした。僅か3ミリくらいの薄切りで供されるその老舗のバームクーヘンは、全然しっとりなんかしていなくて、フォークを入れるとちょっと粉粉してしまうほどバサバサで・・・でも実に美味しかったのです。
まず、生地に力があった---3ミリの薄切りに耐えるのだもの。
さらに、小麦や砂糖の風味が素晴らしかった---バターなどの脂のうまみに頼らなくても十分美味しい、いや、脂に邪魔されずに、力のある生地の風味をきめ細かく味わうのが美味しい。
この風味が、紅茶に実に調和して---という具合でした。
これ以来、バームクーヘン他焼き菓子は、バサバサに限るとまで思っています。

バサバサ、というと語感が悪いですよね・・・もっと他に表現する言葉を探し中・・・。

で、松浦軒さまのカステーラは、まさに「私の好きなバサバサ感」だったのです。

やはりオランダ直伝---ヨーロッパ直伝、だからなのでしょうか。
日本で松浦軒のカステーラとしてつくり継がれているお菓子と、ドイツの老舗が出すお菓子に共通項があるというのは、当然だとも思えるし、不思議にも感じます。

昔、長崎に伝わったお菓子が、今、岐阜に残っていて、それが今のミュンヘンのお菓子と共通項がある。
確かに、当然のような、不思議なような感じがしますね。
ミュンヘンのバームクーヘン食べてみたいです。

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