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昔の知恵

では、しばらくお休みしていた炭の話しに戻ります。

_pict39891_2 これは、お茶の炉中です。下火となる炭が3つ入っています。この下火はガスでおこしました。これに、炭手前をして、いつかご紹介したいろいろな大きさの炭をついで、お湯を沸かします。爪のように見えているところ(3つあります)、その五徳の上に釜がのります。

そして、お茶会が終わると、炉中の炭の中で、形の残っている炭は火消しつぼに入れます。火消しつぼに入れて空気を遮断すると、火が消えるので、またその炭を使うことができます。下がその写真です。で、釜の中に残っているお湯で釜を洗い、洗った釜は、またこの五徳の上にのせておきます。そうすると、残っている小さな炭とその余熱でお釜が乾きます。釜は鉄でできているので、よく乾かさないと錆びてしまいますが、あまり強い火で乾かすと釜が傷んでしまいます。この残っている炭くらいがちょうどいいわけです。

_pict41181_1

私は、茶会の後いつも、なんて無駄のない合理的なやり方なのだろうと思います。今なら、お湯を沸かすもの、洗うもの、乾かすもの・・と、すべて別々だったりしますよね。昔の人の生活の知恵には驚かされます。これは、今の日本人が忘れていることの1つで、ちゃんと思い出さないといけないことなのではないかなあと思います。何百年も伝わってきたもので、今のこの現代に必要とされるものが、お茶の中にはたくさんあるような気がします。

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