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炭、いろいろ (その2)

また、炭の話しに戻ります。

_pict2727 Pict27291 左は、フィリピンの炭、右は、イタリヤの炭です。

これは、昨年の秋に参加させて頂いた、ローマのセミナーで使われていた炭です。このセミナーは、ヨーロッパ各国の方々と、ヨーロッパにお住まいの日本人の方々が参加されるものなのですが、私も特別に参加させて頂きました。素晴らしい先生と、素晴らしいお茶仲間にお会いすることができ、体中の空気が一気に入れ替わるような貴重な体験をさせていただきました。今振り返りますと、このセミナーの直前、私はしんどさに疲れきって、投げ出しかけていたように思います。投げ出さなかったのは、このセミナーに参加させていただくことができたからだと思います。先生と、その時にご一緒させていただいた方々に感謝の気持ちでいっぱいです。厚く厚く御礼申し上げます。この時のこと、そして、その後のお茶の交流のことなどは、またいつかご紹介します。

_pict2623 _pict2624

日本の炭は、とても高価な上に、輸入するとなるとたいへんなので、日本のお茶の炭に変わるものとして、この2つの炭が使われていました。フィリピンの炭は、炭手前をしない時などに、そして、イタリヤの炭は、先生がお作りになった切り型に合わせて長い炭を切って使ってらっしゃいました。私は、日本では、寸法に合わせて切ってある炭を購入しているので、炭を切ったのはこの時がはじめてでした。

5月16日の写真と比べていただけると、日本のお茶の炭との違いがよくお分かりになると思いますが、右上の写真は、前列左から、点炭、丸毬打、割毬打、丸管炭、割管炭、後列左から、輪胴、胴炭です。さすがに、白く塗った枝炭はヨーロッパにはないので、お茶会ではなく、お茶のお稽古だったこともあり、入れるマネだけして、またもとの炭斗にもどしていらっしゃいました。

このセミナーでお会いした、ベルギー人のTさんは、日本のお茶の炭に替わる炭を求めて、ヨーロッパ中を車で旅をしながら、探していらっしゃるとおっしゃっていました。このお話しを伺って、実は、なんでお茶の炭ってこんなに高いにゃろー、炭なんか使うのやめよかなあ・・と思っていたところもあったのですが、これはあらためなあかんなあと思いました。ヨーロッパで、ここまでお茶の炭を大事にされている方があるのに、日本人として、日本でお茶をしているものとして、日本の炭の文化を守っていく責任があるのでないかなあと感じました。まだ思考中ですが・・。

私が、炭の事を初めて明確に意識したのは、以前書きましたが、先生から炭の上下についてのお話しを伺った時でした。それから、気に留めつつも、少し遠いところにあったのですが、このことから、お茶の中での“炭”が自分の中でクローズアップされました。よって、もうしばらく、炭の話しを続けようと思います。

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