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毬打

炭の話しに戻ります。

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毬打(丸毬打)という名前の炭です。大きい方が、だいたい11月から4月ごろまでの炉用、小さい方が、5月から10月頃の風炉用です(すべてのお茶の流派に共通のものではないようですが)。

読み方は、ぎっちょ、ぎっちょう、ぎちょう・・など、いろいろあるようです。

では、この毬打とは何のことなのかと言いますと、昔の遊戯具であることは確かなのですが、毬打、ぶりぶり毬打というものがあって、これは違うものらしいのですが、古くから同一のものとされていたらしく、炭の名称がどちらをとったものなのか等、よくわかりませんでした。ご存知の方がいらっしゃいましたらお教えください。

私は、炭手前をする時に、炭手前を初めてご覧になる方には、これは○○という炭です。とご説明することが多いのですが、今まで、この毬打という名前を聞いて、「あー、毬打」と反応なさった方はお1人くらいでした。ほとんどの方が、「?????」という感じでした。

この時、私はいつも2つのことを思います。1つは、これだけ誰もわからないのだから、みんながわかる名前に変えてはどうだろう、ということ。そして、もう1つは、みんな知らないものだけど、過去にこういうものがあったということをずっと伝えて残していく、これも大事かもなあ・・ということ。です。

今の私には、このどちらがいいのかよくわかりません。もしかして、歴史というのは、いつもこういう問いかけの繰り返しなのかなあと思ったりします。そして、私が今、茶の湯に対して、もやもやもやもやしたものを持っているのは、こういう問いかけの真ん中で、揺れているからかもなあ・・という気がします。

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茶道具 chadougu : tea utensils」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
炭のお話、お恥ずかしいながら私も毬打という名前はchajinさんのお茶会でご説明頂いた折に始めて知りました。今回のchajinさんの炭話をうかがって、ひとつのものに2つの意味が含まれているんだなぁと、感心いたしました。炭ひとつをとっても、深い深い意味があるのですね。私はお茶の世界はよく存じませんが、そのような私でもお茶で拝見させていただくお道具にはひとつひとつに深い深い歴史やなにかしらのメッセージがこめられているんだなぁと感じます。う~ん、お茶の世界って本当にすごいですね。。。

よくわかりませんが、試行錯誤の後、結局は、おさまるべきところにおさまっていくような気がします。

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